- ビットコイン(BTC):4時間足長期HMAを下抜けしなければ、98,500ドル付近までの上昇を想定
- イーサリアム(ETH):日足短期HMA上抜け+ダウ理論成立なら1,960ドルまで上昇余地あり
- リップル(XRP):短期反発の流れ継続も、日足の方向感欠如で様子見推奨
- ソラナ(SOL):4時間足雲上抜け+ダウ理論成立で、153ドル付近まで上昇可能性
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMAを上抜け
ビットコイン(BTC)は直近の下落局面を経て、4時間足一目均衡表雲上端で下支えられる形で反発し、再び上昇トレンドへの転換を試みている。現在、価格は4時間足長期HMAや日足短期HMAを明確に上抜けており、テクニカル的にはポジティブな地合いと判断できる。
今後1時間足中期HMAを明確に抜けた場合、短期的なエントリーポイントとしては適したタイミングとなる。利確目安は4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(98,300ドル~98,500ドル)を想定し、同HMAの再下抜けを損切り目安とするのが妥当だろう。
ただし、前回4時間足で確認できる高値ライン(97,900ドル付近)が目先の強力なレジスタンスとして機能する可能性が高いため、この価格帯での反発には警戒が必要である。もしこの水準を上抜けることができれば、買いがさらに加速する展開も考えられ、中長期的には10万ドルまでの上昇も視野に入る相場環境となる。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が確定
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
イーサリアム(ETH)は昨日の急騰の反動から一時的に調整が入ったが、1時間足一目均衡表雲上端で反発し、現在は4時間足一目均衡表雲を明確に上抜けてきている。短期的な反発基調が見られるものの、日足レベルでは方向感に乏しい値動きが続いているのが実情である。
現時点では、日足短期HMAのラインを明確に上抜ける展開と、1時間足での上昇ダウ理論(高値・安値の切り上げ)が形成されるかどうかが注目点となる。これらが確認されれば、中長期目線での日足長期HMA(1,960ドル付近)までの上昇が現実的なターゲットとして浮上してくる。
一方で、日足一目均衡表雲の内部に価格が位置しているため、上下に振れやすい不安定な状況である点には注意したい。さらに、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが上値に控えており、買い圧力が鈍る場面では短期的な反落のリスクも想定される。したがって、エントリーの際は直近安値を損切り基準とした堅実なリスク管理が求められる局面だ。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線・非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足以下で上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足短期HMA付近
- 損切り目安:
- 1時間足一目均衡表雲に価格が入る
リップル(XRP)は1時間足一目均衡表雲を上抜けし、さらに1時間足以下の短期足で上昇のダウ理論が成立していることから、短期的には反発局面に入った可能性がある。4時間足MACDにおいても下落圧力の減少が確認できており、短期的な下落リスクは一旦和らいでいる状況である。
このままの上昇が継続した場合、日足短期HMA付近までの値上がりが期待される。ただし、日足ではまだ上昇のシグナルが出ておらず、相場全体としての方向感は定まっていない。したがって、同ライン付近では再び反発を受ける可能性がある点には留意しておきたい。エントリーする場合は、1時間足一目均衡表雲の内部に価格が戻った時点を損切りラインとするのが妥当である。
また、現在価格は日足一目均衡表雲の内部に位置しており、不安定な値動きが続く可能性が高い。各時間足でもトレンドの方向性がそろっていないため、中長期的な判断は保留とし、日足レベルでの明確なトレンド形成を確認するまで様子を見るのが無難な局面といえる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲を上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド、もしくは4時間足長期HMA
- 損切り目安:
- 4時間足一目均衡表雲に価格が入る
ソラナ(SOL)は日足レベルでの押し目形成後、再び上昇の兆しを見せており、現在は4時間足一目均衡表雲の上抜けを試す展開となっている。現時点では、1時間足での上昇のダウ理論はまだ確認できていないが、今後雲を明確に上抜けし、ダウ理論が成立するようであれば、短・中期的にロングエントリーが視野に入る局面といえる。
利確目安としては、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド、もしくは4時間足長期HMA(153~154ドル付近)を想定するのが妥当であり、エントリー後に価格が再び4時間足一目均衡表雲に戻った場合は、上昇失敗と見なし、損切り判断を行うのが適切である。
なお、長期的な視点で見ると、現在の4時間足ボリンジャーバンドはスクイーズ状態にあり、価格の推移が収束傾向にある。今後エクスパンションへと転じて、価格が4時間足長期HMAを明確に突破するようであれば、相場のモメンタムが強まる可能性が高い。上昇圧力が伴えば、最終的には180ドル付近までの上昇が視野に入る展開も十分想定される。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7