EMURGOとWirex、史上初のカルダノカード発表──600万ユーザーへADA決済提供、最大8%キャッシュバック

JinaCoin編集部
9 Min Read
カルダノカード公式サイトより引用
Highlights
  • カルダノ共同創設者のEMURGOとデジタル決済プラットフォームWirexが提携、史上初のカルダノカードを発表
  • Wirexの600万ユーザーが利用可能、685種類以上の暗号資産でVisa加盟店での決済が可能に
  • 最大8%の暗号資産キャッシュバック、ADAを活用したローンやイールド機能も提供

カルダノ(ADA)の共同創設組織であるEMURGO(エマーゴ)は11日、130カ国で600万人以上のユーザーを持つデジタル決済プラットフォームのWirex(ワイレックス)と提携し、史上初となる「カルダノカード(Cardano Card)」を発表した。11月12〜13日にベルリンで開催されるカルダノサミット2025で初披露される。

エマーゴは7月15日にカルダノカードの構想を発表していた。当時はADAやBTC、USDCなどでの決済機能、カルダノトレジャリーへの収益還元、将来的なステーキングやDeFi機能などが示唆されていたが、今回Wirexとの正式提携により具体的な実装が明らかになった。

関連:「Cardano Card」構想が明らかに──カルダノの商業化組織EMURGOが主導

685種類以上の暗号資産で決済可能

カルダノカードはWirexアプリにネイティブ統合され、同社の600万ユーザーに即座に公開される。これはカルダノにとってデジタル決済分野への最大規模の参入となる。

カード保有者は、ADA、BTC、ETH、USDCを含む685種類以上の暗号資産(仮想通貨)およびステーブルコインを使用し、Visa加盟店での決済が可能。購入時には最大8%の暗号資産キャッシュバックが得られ、紹介ボーナスも提供される。また低い外貨両替手数料やATMアクセス、旅行特典も利用できる。

さらにWirexアプリのX-Accountsを通じたイールド機会、ローンサービス、構造化取引商品へのアクセスも可能となる。

2026年に非カストディアル版をリリース予定

2026年には第2フェーズとして、非カストディアル版のカルダノカードがリリースされる予定。ユーザーはADAやその他のデジタル資産を使用する際により大きな管理権、セキュリティ、柔軟性を得られる。利益の一部はカルダノトレジャリーに還元される。

エマーゴグループのCEO、フィリップ・ポン氏は「Wirexとの提携はカルダノの銀行業界における認知度を大幅に高め、現実世界の実用性とオンチェーンの実用性を融合させるものだ」とコメント。

Wirexはローンチ以来200億ドル(約3兆0,900億円)以上の暗号資産取引を処理している。業界データによると、2025年時点で8億2,000万以上のアクティブウォレットが存在し、そのうち3,100万以上が日常的な決済に使用されている。

カルダノカードの登録は現在受付中。詳細は公式サイトcardanocard.ioで確認できる。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.35円)

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