国内上場企業「株式会社メタプラネット(東証スタンダード:3350)」は12日、ビットコイントレジャリー事業の一環として518 BTCを追加取得したと発表した。平均購入価格は1 BTCあたり17,540,861円で、購入総額は90億8,600万円。これにより同社のビットコイン保有量は18,113 BTC、累計取得額は2,703億6,400万円となった。
保有量、世界の公開企業で第6位
同社は株主価値向上のための指標として「BTCイールド」を採用しており、2025年7月1日から8月12日までのBTCイールドは26.6%。BTCゲインは3,549 BTC、BTC円ゲインは932億5,600万円に達した。株式の希薄化を考慮しても、実質的なビットコイン保有量が大幅に増加したことを示している。
今回の発表に先立つ8月4日にも463 BTCを追加購入しており、わずか8日ぶりの大型取得となった。6月30日時点の保有量13,350 BTCから、この約6週間で4,763 BTCを積み増し、保有量は約35%増加。短期間での集中的な買い増しが続いている。
8月1日には、9月1日開催予定の臨時株主総会において定款変更を付議することを決定。発行可能株式総数を27.23億株へ拡大し、A種・B種種類株式を新設する規定を盛り込んだ。あわせて種類株式発行登録(総額上限5,550億円)を実施し、ビットコイン取得資金に充てる方針だ。
メタプラネットは2025年から2027年にかけて21万BTCの取得を目指しており、今回の追加購入もその計画の一環といえる。現時点で世界の公開企業の中で6位の保有量を誇り、今後の動向が注目される。
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