ビットコイン
BTCは24日、6万7,000ドル台から大きく反発し、7万ドル付近で陽線を確定した。そんな中、SNS上ではネガティブとポジティブの見立てが交錯している。
ニュース主導の上昇は、持続性に欠ける可能性
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのMax Trades氏は24日、自身のXにて「現在の値動きは一過性のものであるため、主要なレジスタンスを上抜けすることは難しい」との見解を示した。
直近でビットコインの価格はレンジ上限を再テストし、重要なフィボナッチ水準も埋めたが、その後で明確な拒否反応が確認された。
今後、7万1,400ドル〜7万2,900ドルのゾーンがレジスタンスとして機能し、ローワーハイ(切り下げ高値)を形成するようであれば、強気構造は否定され、再びレンジ下限へ向かう可能性が高まる。現状の値動きはまさにそのシナリオに沿っており、下方向への展開を想定するのが自然な流れだ。
また、今回の上昇はビットコインの実需によるものではなく、ニュース主導の動きであった点も重要だ。このような上昇は持続性に欠け、短期間で巻き戻されるケースが多い。そのため、モメンタムが継続して再び高値を更新する可能性は現時点では高くないとMax Trades氏は分析する。
一方、仮に7万3,000ドルを明確に奪還し、その上で定着する展開となれば同氏の見立ては否定されることとなり、更なる高値に向かうシナリオが視野に入るだろう。
ただし、大局的な構造は依然として高時間足の下落トレンド中であり「この前提が崩れない限り、楽観的にはなれない」とMax Trades氏は結論づけた。
金価格のピークが過去の底打ち局面と一致
ビットコイン分析アナリストのSykodelic氏は24日、自身のXにて「マクロ的にはビットコインが底打ちした可能性が高い」との見解を示した。
ビットコイン、ETH/BTC、そしてアルト市場(OTHERS)を金(ゴールド)のピークと照らし合わせると、現在の状況は2016年6月、そして2020年8月の局面と極めて類似している。
過去のデータを見ると、金がピークを打ったタイミングで暗号資産市場が同時に天井を付けたことは一度もない。むしろその逆で、金のピークは「リスクオフからリスクオンへの転換点」となり、その後に暗号資産市場が本格的な強気サイクルへ突入している。
つまり重要なのは、金の動きが終わった後に何が起きるかである。歴史的にはその後、流動性とリスク選好の回復によって、ビットコインを中心とした暗号資産市場が大きく上昇してきた。
現在も同様に、金がピーク圏にありながら、暗号資産はまだ上昇フェーズには入っていない。過去のケースを繰り返すのであれば、マクロ的にはすでに底打ち、もしくはそれに近い状態であり、これから大きな上昇が控えている可能性が高い。
地政学リスクや原油価格、戦争といった短期的なニュースは常に存在するが「それらはすべてノイズであり、注目すべきはマクロの構造だ」と同氏は締めくくった。
ビットコインは今、今後のトレンドを決める非常に重要な転換点に位置している。アナリストの視点により、今後の見立ても大きく異なっているため、様々な展開を想定しておくべき局面だろう。
関連: ビットコイン、7万ドル上抜けが焦点──否定で6万ドル割れも
関連: ビットコイン市場に不透明感──トランプ氏の発電所攻撃警告で米イラン衝突が懸念




