ビットコイン、米が準備資産として採用すれば50万ドルに=ギャラクシーデジタルCEO予測

ビットコイン、米国が準備資産として採用すれば50万ドルに
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ギャラクシーデジタルCEO、トランプ次期政権でビットコイン価格5倍を予測

仮想通貨投資会社「Galaxy Digital(ギャラクシーデジタル)」のCEO、マイク・ノボグラッツ氏は14日、米国が国家戦略としてビットコインを準備資産に採用した場合、価格が50万ドル(約7,800万円)まで上昇する可能性があると発言した。

ブルームバーグTV
ビットコインがドナルド・トランプ次期大統領の勝利を受けて史上初めて90,000ドルを突破した。記録的な上昇相場が続く。Galaxy Digital CEOのマイク・ノボグラッツは、米国がビットコイン準備金を創設した場合、ビットコイン価格は500,000ドルまで高騰する可能性があると述べた。

この発言は、ドナルド・トランプ氏が次期大統領に選出された後のビットコイン価格の記録的な上昇を受けてのものである。ノボグラッツ氏は、米国がビットコインを準備資産として採用する可能性は低いとしながらも、もし実現すれば他国も追随してビットコインを準備資産として購入せざるを得なくなり、結果的に価格高騰につながるだろうと述べた。

ノボグラッツ氏は、ビットコインが「デジタルゴールド」として確実な資産であり、法定通貨の価値が低下する中で、40歳以下の世代が金よりもビットコインに関心を持っていると強調した。5年から10年以内にビットコインが金の時価総額16兆ドル(約2,496兆円)に並ぶ可能性もあるとし、その場合、ビットコインの価格は80万ドル(約1億2,480万円)に達すると予測している。

ビットコイン価格は、トランプ氏が仮想通貨に友好的な規制環境を整備するとの公約を掲げて大統領に選出されたことを受け、すでに高騰している。同氏は、7月の「Bitcoin 2024」カンファレンスで「反仮想通貨的な規制を撤廃し、SEC(証券取引委員会)のゲンスラー委員長を初日に交代させる」と表明。さらに、米国のビットコイン準備金創設も提案している。

トランプ政権下での仮想通貨業界への影響として、次の点が期待される:

  • ステーブルコインに関する法整備の進展
  • 仮想通貨の証券性を明確化する法案の成立
  • XRP(エックスアールピー)などの新規ETFの承認

この政策転換への期待から、Marathon Digital(マラソンデジタル)、Riot Platforms(ライオットプラットフォームズ)、Hut8(ハットエイト)、CleanSpark(クリーンスパーク)などビットコインマイニング企業の株価も上昇している。

アナリストらは、ビットコインの9万ドル突破が新たな強気相場の始まりと捉え、年末までに10万ドル(約1,560万円)到達を予想。市場のセンチメントは概して楽観的だ。

ノボグラッツ氏の予測が実現するかは不透明だが、ビットコインを取り巻く環境が大きく変化していることは間違いない。

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情報ソースブルームバーグTV X

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この記事を書いた人

中井 純、工学博士
AIは30年以上、web3(仮想通貨)は3年以上フォロー。web3x生成AIには早くから注目し、ビジネスチャンスを研究。東大応用物理学科卒業後、ソニー研究所にて、CD、AIなどの研究開発に従事。MITの電子工学博士取得後、外資系社長を歴任。最近はハイテク・スタートアップの資金調達支援を手がけるかたわら、自らweb3x生成AIのライターとして活躍。技術的なことも分かりやすく、ユーザー目線で解説することが得意です。著書2冊。

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