暗号資産(仮想通貨)取引所Backpack(バックパック)は22日、日本居住者向けに貸借サービスの提供を開始した。BTC・ETH・SOL・XRP・USDCなどの暗号資産を「売らずに」活用できる選択肢として、レンディング(貸付)とボロー(借入)の2つの機能を提供する。
入金資産は自動で7日間貸付、利回り発生
対象暗号資産を入金すると自動的に7日間満期の貸付契約で貸し出され、利回りが発生する。オートレンディングは資産取り扱いルールの一部として常に適用され、ユーザーによるオン・オフ設定は不要だ。利息は出金リクエストを行わない限り継続して蓄積される。
同じ資産を追加入金すると、新たに7日間満期の貸付契約が作成され、最新の契約が満期を迎えるまで出金できない。例えば、0日目にBTCを入金し、3日目に追加入金した場合、10日目まで出金できない。10日目に契約が満期を迎えると、全額が自動的に出金可能となる。
ボローサービスでは、暗号資産を担保にUSDCなどを借り入れ、売却せずに資金化できる。例えば、BTCを担保にSOLを借りた場合、借りたSOLは出金可能だ。重要な注意点として、ボローには清算(担保の強制売却)のリスクがある。
今回のサービス開始により、これまで日本居住者が参加できなかったバックパックポイントプログラムへの参加が可能となった。貸借機能はポイント付与対象で、ポイント数は将来的なエアドロップに影響する可能性がある。なお、今回提供されるのは貸借サービスのみで、スポット取引やパーペチュアル取引は対象外となる。




