著名な暗号資産アナリストのアルトコイン・シェルパ(@AltcoinSherpa)は25日、アルトコイン市場の短期的な調整を予測する市場分析を発表した。
主要銘柄は堅調も大半のアルトコインは調整局面
同氏の分析によると、アルトコイン市場は下降トレンドに続いて「チョップ(値動きの荒い横ばい)」局面を経験し、12月から1月にかけて「フル・リッピング(大幅上昇)」に転じると予測している。99%のアルトコインが今後数週間にわたって下落傾向を続けるとの見方を示した。
「主要銘柄やDAT(分散型自律取引)フローを持つコインは『まずまず』の値動きを見せるが、市場の大部分は短期から中期にかけて後退する」と指摘。
年末年始の回復シナリオ
一方で長期的な見通しには楽観的だ。「すべての希望が失われたわけではない。12月・1月は市場にとって非常に良い時期になると考えている」と述べ、年末から年始にかけての価格回復を予想している。
ただし、この予測の「無効化条件」として、ビットコインが12万ドルを明確に突破し、力強さを伴ってさらに高値を目指す展開を挙げた。「その場合は完全にゲームオンだ」とコメントしている。
アルトコイン・シェルパ氏は2016年から暗号資産市場に参画している経験豊富なアナリストで、X(旧Twitter)で25.5万人のフォロワーを持つ。