TORICO、約1億円でイーサリアム216ETH購入──國光宏尚氏と「稼ぐトレジャリー2.0」推進

shoko-koyama
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TORICO公式サイトより引用
Highlights
  • TORICOは12月25日、約1億円でイーサリアム216.83ETHを購入したと発表
  • 平均取得単価は約46.1万円で、ステーキング等で収益を生む「稼ぐトレジャリー2.0」を推進
  • gumi創業者・國光宏尚氏が2026年6月に取締役就任予定で、Web3戦略を本格化

東証グロース市場上場の株式会社TORICO(トリコ、7138)は25日、イーサリアム216.8256枚を約1億円で取得したと発表した。平均取得単価は約46.1万円。

資本業務提携で先行投資開始

同社は12月17日、Web3ゲーム企画・開発を手掛ける株式会社Mint Townとの資本業務提携を発表。第三者割当増資と新株予約権発行により総額約4.7億円を調達し、全額をETHETH購入に充当する計画だ。今回の購入は、市場価格が投資実行に適した水準と判断し、手元資金2億円を先行投入したもの。

Mint Town代表取締役でgumi創業者、フィナンシェ社長の國光宏尚氏は、2026年6月末の定時株主総会でTORICO取締役として指名される。國光氏は2021年7月にgumiの取締役を退任して以来、4年半ぶりの上場企業での役員就任となる。

関連:トリコ、約4.7億円調達しイーサリアム投資へ──國光氏が役員就任、Web3事業強化

トリコは2025年7月に暗号資産投資事業の開始を発表。イーサリアム等の主要暗号資産を取得し、ステーキング等によるインカムゲインを生み出す。得られた収益は既存事業の成長投資へ還流させ、企業価値の向上を実現する。

國光氏は、ではなくイーサリアムを選んだ理由について「トレジャリー1.0の限界を突破し、2.0へ進化するために必要な機能がETHにしかない」とし、「ETHは保有しているだけでキャッシュフローを生む資産」と説明。「積み上げるトレジャリー」から「稼ぐトレジャリー」への質的転換を目指すとしている。

トリコは主力のEC事業が特定ヒット作品に依存する構造的課題を抱え、2026年3月期は営業損失134百万円の見通し。暗号資産投資事業により財務基盤を強化し、中長期的な企業価値の向上を目指す。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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