東証スタンダード上場の東邦レマック株式会社(証券コード:7422)は6日、暗号資産(仮想通貨)の購入完了について適時開示を行った。同社は7月に設定した10億円の購入枠の一部として、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を合計5,000万円分取得したことを発表している。
10億円投資枠の第一弾 東邦レマックの暗号資産購入戦略
今回の購入では、BTC 1.4475159枚(平均取得単価1,727万967円)とETH 45.6580975枚(平均取得単価54万7,548円)をそれぞれ2,500万円ずつ取得した。これは同社が7月15日に発表した「10億円を上限とする暗号資産購入方針」の第一弾の実行となる。
同社は7月25日開催の取締役会において、総額5,000万円の暗号資産購入を決議し、市場価格の動向を見極めながら今回の購入を実行した。購入期間は2025年7月から2026年6月までの1年間で、段階的な投資を継続する方針を示している。
東邦レマックの動きは、国内上場企業による暗号資産投資の拡大傾向を象徴している。メタプラネット株式会社やANAPホールディングスなど、複数の上場企業がビットコインを中心とした暗号資産への投資を本格化させており、企業の資産運用戦略における暗号資産の重要性が高まっている。
同社は今後も市場環境を見極めながら、設定した10億円の枠内で段階的な暗号資産購入を継続する方針としている。
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