ソラナ基盤DEX「メテオラ」、10月23日にトークン発行イベント実施へ

JinaCoin編集部
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メテオラ公式Xより引用

Solana(ソラナ)を基盤とするDEX(分散型取引所)「Meteora(メテオラ)」は30日、2025年10月23日にネイティブトークン「MET」のトークン発行イベント(TGE)を実施すると発表した。

市場シェア第2位のDEXが正式にネイティブトークン導入を発表

配布方法やトークノミクスの詳細については明らかにされていない。

メテオラは、自動化された流動性プールやスワップ機能を備える取引所で、暗号資産(仮想通貨)データアグリゲーターの「コインゲッコー」によれば、ソラナ基盤のDEX市場にオルカに次ぐ第2位の市場シェアを誇る。

同取引所は2025年1月に、ドナルド・トランプ米大統領の公式ミームコイン「TRUMP」が上場したことを機に取引量を急拡大させ、市場シェアを0.3%から9%へと伸ばした。TRUMPはメテオラのダイナミック流動性マーケットメイカー(DLMM)プールで取引が開始され、わずか数時間で10億ドル超の取引量を記録し、全体の流動性を押し上げた。

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メテオラが採用するDLMMは、従来の自動マーケットメイカー(AMM)と異なり、流動性を特定の価格帯に集中させることが可能な仕組みである。これにより資本効率を高め、流動性提供者に動的な手数料収益を分配できる点が特徴となっている。

ソラナは高速処理と低コストを強みとするブロックチェーンであり、分散型金融(DeFi)の基盤として利用が拡大している。メテオラのトークン発行が成功すれば、こうした流れをさらに後押しし、ソラナの利用拡大につながる可能性がある。

今回の発表は、ソラナエコシステムにおける重要なマイルストーンであり、DeFi市場全体にとっても注視すべき動きである。専門家の立場から見れば、メテオラのTGEは短期的な話題性を持続的な成長につなげられるかを測る試金石であり、その行方はソラナエコシステムの成熟度を占う重要な要素となる。

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