Sei、オンチェーンAIプロジェクト「キンドレッド・ラボ」と提携

伊藤 将史
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オンチェーンAIプロジェクトの「Kindred Labs(キンドレッド・ラボ)」は9月30日、L1ブロックチェーン「Sei Network(セイ・ネットワーク)」とのパートナーシップを発表した。

25以上のIPをAIコンパニオンとして展開へ

キンドレッド・ラボは、IPと人工知能(AI)をブロックチェーン上で融合させ、ユーザーとの対話を通じて進化する動的な「AIコンパニオン」を開発するプロジェクトであり、今回の提携を通じて「オンチェーンAIのコンシューマーレイヤーを解き放つ」ことを目指している。

具体的には、「テレタビーズからアストロボーイまで、25以上の象徴的なIP」が、Seiブロックチェーン上で永続的なAIコンパニオンとして登場する計画だ。

一方のセイ・ネットワークは、特にトレーディングに最適化された業界最速クラスのL1ブロックチェーンである。その高いパフォーマンスが、AIコンパニオンとのリアルタイムな対話や、世界中の数億人規模のユーザーへの展開を可能にするエンジンとなると期待されている。

セイ・ネットワークの公式Xアカウントもこの発表を引用し、「IPはセイ上でより速く動く(IP Moves Faster on Sei)」とポスト。セイが「リアルタイムのIP活性化とグローバルな配信のためのエンジン」になるとコメントしている。

このパートナーシップは、世界中のファンに愛されるキャラクターたちと、最先端のブロックチェーン技術を組み合わせることで、これまでにない新たな体験を創造する可能性を秘めている。今後、どのようなAIコンパニオンが生まれるのか、期待して見守りたい。

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2017年の仮想通貨ブームの頃に興味を持ち、以降Web3分野の記事の執筆をし続けているライター。特にブロックチェーンゲームとNFTに熱中しており、日々新たなプロダクトのリサーチに勤しんでいる。自著『GameFiの教科書』。
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