「プロップファームって聞いたことはあるけど、実際どんな会社なの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
プロップファームとは、優れたトレーダーに自社資金を提供し、その取引利益の一部を報酬として支払う投資会社です。最近では、自己資金ゼロで始められる点から注目を集め、専業トレーダーを目指す人の選択肢にもなっています。
本記事では、プロップファームの仕組みやメリット・デメリット、安全な選び方を初心者にもわかりやすく解説します。
- プロップファーム(プロプライエタリーファーム)は、自社資金を運用して利益を上げる投資会社です。外部から優秀なトレーダーをスカウトし、資金を提供して運用を任せます。トレーダーは利益の一部(70%〜95%)を報酬として受け取り、自己資金をリスクにさらさずに取引できるのが大きなメリットです。実績を積むことで、数千万円から最大2億円規模の資金提供を受けることも可能です。
- プロップファームの資金提供を受けるには、まず「評価プログラム」と呼ばれる選考に参加し、一定基準を満たす必要があります。一般的な合格条件は、10%前後の利益目標の達成と、5%〜10%以内のドローダウン(損失許容範囲)に抑えることです。資金提供後もドローダウン規定があり、違反すると契約終了となる場合もあります。
- プロップファームを利用すれば、大きな自己資金なしで高額取引ができ、利益の大部分を受け取れます。一方で、成果報酬型のため、試験の合格はもちろん、低リスクかつ安定して長期的に稼ぐトレードスキルが求められます。短期的な一発勝負ではなく、リスク管理を徹底した運用が必須です。
プロップファームとは?
名称 | プロップファームProprietary Trading Firm |
プロップファームの目的 | 優れたトレーダーの発掘と教育によって自社の資産運用を委託すること |
運用資金 | 50万円から2億円とプロップファームおよび提供しているプランによって異なる |
求められるトレーダー像 | 一貫性のあるトレード手法で低リスク・継続的な運用ができること |
トレーダーの選考方法 | 評価プログラムによって選考。損失を一定金額に抑えつつ、利益目標を達成すること |
リスク | 評価プログラムの購入費用のみ自己資金の損失なし |
収益の分配 | 資金提供ステージの口座で発生した利益の50%~90% |
成立背景 | 優れたトレーダーを求める投資会社と資金調達をしたいトレーダーがネット取引の発達によって可能となった |
プロップファーム(Proprietary Trading Firm)とは、自社の資金をFXやCFDなど金融商品の取引による運用を目的とした投資会社です。
プロップファームが販売している評価プログラムに合格し、プロップトレーダーとして資金提供を受けることができます。手に入れた資金力で取引を行い、利益の一部(最大90%ほど)を報酬として受け取れます。
以下でプロップファームが資金提供する狙いと、優良プロップファームの見分け方を詳しく後述していきます。
プロップファームの基本概念
プロップファームは、トレーダーに自社の資金を提供して運用を任せます。プロップファームの基本概念は下記の通りです。
プロップファームの基本概念
- 自己資金の運用:
プロップファームは投資資金を募らず、自社の資金を運用します。 - トレーダーへの資金提供:
プロップファームは自社の資金を運用するプロップトレーダーのスカウトを行っています。 - リスク管理の徹底:
プロップファームは適切なリスク管理を行えるトレーダーを求めています。 - 一貫性:
プロップトレーダーは一貫性のあるトレード手法でギャンブルではなく継続的に稼げるトレーダーを求めています。 - 収益の分配:
プロップトレーダーに対して利益の一部を報酬として支払います。 - トレードルール:
リスク管理の観点からプロップファームでは取引にルールを細かく設けています。
プロップファームの魅力は「自己資金ゼロで大きな金額を運用できること」や、「スケーリングによって報酬の還元率や運用額を上げられること」などが挙げられます。
反面、継続的に利益を出さなければ契約を打ち切られることもあり、安定した実力が求められます。
プロップファームの成立背景
プロップファームの仕組みが生まれた背景は、下記の3つの理由があります。
プロップファームの成立背景
- 企業側のニーズ
- テクノロジーの進化
- 個人トレーダーの増加
「優秀なトレーダーを低リスクで発掘したい」という企業側のニーズがプロップファーム誕生の理由です。
2010年頃からは、テクノロジーの進化と個人トレーダーの増加により、オンラインで契約できる個人契約型のプロップファームが急増しました。
さらに近年では、デモトレードを用いた評価制度が発展したことで、企業はリアルマネーを使わずに候補者のスキルを判定できます。
このように企業側のニーズによって誕生したプロップファームが技術発達により、金融の世界で一大ブームとなろうとしています。
プロップファームの仕組み
ここでは、プロップファームがどのように収益を得て、プロップトレーダーは運用資金の提供と報酬をどのような形で得られるのか解説していきます。
運用資金の提供と報酬
合格者への資金提供例
日本で最大手Fintokeiの場合は2段階の評価プログラム(利益目標8%・6%)に合格すると資金提供ステージへ。 提供資金:大手のFintokeiの場合は200万円~5,000万円報酬分配:利益の80%を報酬として2週間毎に支払い |
プロップファームでは、評価プログラムに合格したトレーダーに資金を提供します。
資金提供は、リアル口座で直接の運用、またはデモ口座を介して提供され、運用益に応じて報酬を得る成果報酬型です。
トレーダーは一般的に、評価プログラムへの参加費を支払い、資金提供までのプロセスを踏みます。
この制度により、プロップファーム側は損失リスクを低減でき、収益も得つつ優秀なトレーダーを効率的に発掘できます。
金融機関で配属と個人契約の2つの形態がある
プロップトレーダーには、以下の2つのタイプがあります。
プロップトレーダーの形態
- 金融機関に配属される法人型:就職して投資部門で運用を担当
- 個人契約型:評価プログラムに合格し、契約により資金を提供される
現在では後者の個人契約型が主流で、資格などは不要である一方、安定した成績とリスク管理の実力が必要です。
プロップトレーダーは選考試験がある
トレーダーは、プロップファームが販売する評価プログラムを購入し、その試験に合格することで資金提供を受けます。一般的な評価プログラムの種類は以下の通りです。
評価プログラムの種類 | 合格基準 | 例 |
---|---|---|
2段階型 | 利益目標5%~10%の2段階を達成 | Fintokeiのチャレンジプラン |
1段階型 | 利益目標10%前後を達成 | Instant Fundingの1ステッププラン |
速攻型 | 試験なし | Instant Fundingの速攻プロプラン |
各プランには、利益目標(例:+10%)や最大ドローダウン(例:-5%)などの明確な条件が設けられています。
一般的には、2段階型の評価プログラムが主流であり、1段階型と比べると1ステージ当たりの利益目標が低く設定されている場合が多いです。
また、速攻型では利益目標を達成すると出金が可能となりますが、高い水準の利益目標が設定されています。
プロップファームのメリット6つ
プロップファームには、自己資金の損失がなく、大きな資金力を手に入れられることが主なメリットです。また、プロップファームの多くは、実力のあるトレーダーを評価して、さらに好条件の契約ができるような仕組みが用意されています。ここでは、プロップファームの詳しいメリットをまとめました。
大きな資金を運用できる
プロップファームに合格すれば、数十万円から2,000万円以上の資金を提供される場合があります。
自己資金での取引と比べて取引規模が大きくなり、利益を大きく狙える点は大きな魅力です。
例えば、人気のプロップファームFintokeiの主力プランは下記の通りです。
プラン名 | プラン価格 | 運用資金 | 利益目標 |
---|---|---|---|
クリスタル | 21,800円 | 200万円 | ステップ1:8%ステップ2:6% |
パール | 36,800円 | 500万円 | ステップ1:8%ステップ2:6% |
ルビー | 69,800円 | 1,000万円 | ステップ1:8%ステップ2:6% |
サファイヤ | 99,800円 | 2,000万円 | ステップ1:8%ステップ2:6% |
トパーズ | 173,800円 | 3,500万円 | ステップ1:8%ステップ2:6% |
エメラルド | 239,800円 | 5,000万円 | ステップ1:8%ステップ2:6% |
これらのプラン(評価プログラム)で2段階の利益目標を達成すると、資金提供ステージに移行します。そして、資金提供ステージでは、口座で発生した利益の80%を報酬として受け取ることが可能です。
自己資金の損失がない
プロップファームでは自己資金を使わずに取引ができるため、万が一損失が出た場合でも自分のお金を失うリスクは基本的にありません。
評価プログラムにかかる参加費以外の資金的リスクはなく、トレードで損をしても借金を背負うこともありません。
参加費 | 運用資金 |
---|---|
66ドル(約9,400円) | 6,000ドル(約85万円) |
99ドル(約14,000円) | 10,000ドル(約143万円) |
158ドル(約22,000円) | 25,000ドル(約350万円) |
298ドル(約42,000円) | 50,000ドル(約715万円) |
550ドル(78,000円) | 100,000ドル(約1,430万円) |
999ドル(約140,000円) | 200,000ドル(約2,860万円) |
ただし、一部の高度なプロップファームでは、自己負担が発生するプランもあるため、契約条件を事前にしっかり確認することが重要です。
プロトレーダー同士の交流ができる
多くのプロップファームでは、Discordなどのオンラインコミュニティを活用して、所属トレーダー同士の情報共有が行われています。
ここでは取引戦略やマーケットの見方などについて意見交換ができ、孤独になりがちな個人トレーダーでも仲間とつながりながら成長できます。
さらに、他の優秀なトレーダーから刺激を受けることで、トレードスキルの向上にも繋げられることが、プロップファームとコミュニティを利用するメリットです。
個人よりも多くの報酬が得られる
プロップトレーダーとなる最大のメリットは、個人で取引を行うよりも多くの報酬が得られることです。個人トレーダーで継続的に大きな稼ぎを得るには、まず運用資金を大きくしていく必要があります。
しかし、運用資金を増やすには、当然ながら長期にわたって利益を得続ける必要があることが問題です。
契約内容 | 提供資金 | 取引ロット数(例) | 1回の利幅10pipsで得られる利益 |
---|---|---|---|
契約A | 10,000ドル | 1ロット | 約100ドル |
契約B | 50,000ドル | 5ロット | 約500ドル |
契約C | 100,000ドル | 10ロット | 約1,000ドル |
プロップファームから資金提供を受ければ、長い運用資金を増やすためのフェーズを省略して、資金効率の良い状態からトレーダーとして活動できます。
スケーリングによって運用資金が増やせる
多くのプロップファームでは「スケーリング」制度を利用して運用資金を増やすことができます。
スケーリングとは、資金提供後に既定の利益目標を達成したトレーダーに対して、運用資金の増額や報酬の還元率アップを行う制度です。
このスケーリングによって、プロップファームは資金のないトレーダーでも実力次第で高みを目指せます。
個人トレーダーからプロトレーダーへ転身も可能
個人契約型のプロップファームでは、特に優れたトレーダーはプロトレーダーへ転身できる環境が提供されています。
プロトレーダーへの転身とは、プロップファームが提携する運用会社のトレーダー、完全スカウト型のプロップファームへのスカウトがあります。
例えば、プロップファーム大手のFTMOでは、資金提供ステージのプロップトレーダーから特に優れた成果を上げると自社が所有するプロップファームQuantlaneで2年間プロトレーダーとしての契約のスカウトを受けることが可能です。
プロップファームのデメリット
プロップファームを使った取引には、厳しい評価基準の試験をパスし、資金提供を受けたら実際に利益を上げ続けなければ報酬が得られないといったデメリットがあります。
ここでは、プロップファームから資金提供を受けて、プロップトレーダーとして収益を狙うことによるデメリットを詳しく解説をまとめました。
完全な成果報酬型で結果を残す必要がある
プロップトレーダーとしての収益を得るためには、必ず良い取引結果を残す必要があります。
なぜなら、プロップトレーダーの収入は完全に成果報酬型で利益の一部が報酬となるからです。
取引で利益を得られない場合は報酬は得られません。
また、負け続けて各社の定めるドローダウン(口座残高の10%~5%)が発生すると失格となり、再び試験を受けて合格する必要があります。
厳しい評価基準の試験に合格する

そもそもプロップファームから資金提供を受けるには、厳しいルールのある評価プログラムに合格しなければなりません。
評価プログラム合格基準例(チャレンジプラン)
- 2段階の評価プログラムに合格する
- 1段階の利益目標は8%・2段階目の利益目標は6%
- 1日当たりの損失は当日の口座残高の5%以内
- 全体の損失は初期資金の10%以内
- 合計で3日間の利益獲得日
例えば、日本でトップシェアのプロップファームFintokeiは、主力の評価プログラム「チャレンジプラン」の合格率は21%、さらに初回出金を達成したトレーダーは30.9%というデータ(参考:Fintokei)を公開しています。
プロップファームは、低リスクで継続的に利益を残せるトレーダーを求めています。
そのため、1回の取引で大きく利益を残すより、低リスクで継続的に利益を残せるトレード戦略を十分に検証してから試験に臨むことが大切です。
取引には一貫性ルールがある
プロップファームは、低リスクで継続的に利益を上げられるトレーダーを求めているため、取引には一貫性ルールが設けられています。
具体的には下記のような一貫性ルールがあります。
一貫性ルールの種類 | 内容 |
---|---|
最大ドローダウン | 全期間を通じて許容される損失の割合例:初期残高の-10% |
1日あたりの最大ドローダウン | 1営業日中に許容される損失の割合例:当日の初期残高の-5% |
マーチンゲール手法 | 負けトレード・含み損の増加に合わせてロット数を増やしていく行為 |
特定のタイミングの取引制限 | 経済指標の発表前後の新規ポジションや週末の取引を禁止 |
一貫性ルールとは、適切にリスク管理を行い、継続的に資金を運用するために各プロップファームが定めているルールを指します。違反行為は、口座の閉鎖が行われるリスクがあるため、必ず一貫性ルールは守らなければなりません。
ドローダウンを避けるために、ポジションの不要な持ち越しを避け、ロット数の管理・経済指標のスケジュール把握は必須です。
プロップファームの選び方
優良プロップファームを選ぶには、運営会社の安全性や一貫性ルールの確認が欠かせません。
ここではプロップファームの選び方について詳しくまとめています。
運営会社の安全性・信頼性
プロップファームを選ぶ際は、最初に運営会社の安全性と信頼性を確認します。
十分に安全性と信頼性が評価できなければ、資金提供を受けても報酬が出金できない可能性もあるからです。
安全性・信頼性の評価基準 運営会社の経営年数:経営年数が長いほど多くのプロップトレーダーが取引を通じて利益を得て、報酬も還元してきた実績があることを評価できる。目安として10年以上が理想的。 提携しているFX業者:取引インフラを提供しているFX業者が金融ライセンスを取得している大手のFX業者だと安定したトレード環境で安全性が高い。 口コミに悪評がないか:不当な利益の取り消しや極端に不利な一貫性ルールが採用されていないか。 |
取引環境をバックアップしているFX業者が大手であるか、口コミで不信な内容がないのか確認していきます。
評価プログラムの価格と運用資金のバランス
「このプロップファームを使うと資金効率が良くなるのか」は、プロップファームを比較する際に重視すべきポイントになります。
なぜなら、評価プログラムが高くても、試験に合格した後の運用資金が少なければ、資金提供を受ける恩恵が少なくなるからです。
評価プログラムの価格は、資金提供を受けるための参加費用です。私たちプロップトレーダーは、自己資金の損失がない代わりに、評価プログラムの参加費用を支払います。 |
簡単に評価プログラムに対する運用資金のバランスを調べるには「運用資金÷評価プログラムの価格」で計算してみましょう。
運用資金のバランス比較例 A社:運用資金10,000ドルで価格が99ドルの評価プログラム10,000ドル÷99ドル=約101ドル1ドルあたり約101ドルの運用資金 B社:運用資金25,000ドルで価格が158ドルの評価プログラム25,000ドル÷158ドル=約158ドル1ドルあたり約158ドルの運用資金 |
上記の例の場合、B.の方が1ドルあたり57ドル分、資金効率が良いという結果になります。
このように、少額でも大きな資金を運用できるかは、基準の一つとして気にすべき部分です。
報酬の還元割合
取引の利益から報酬として支払われる還元割合もプロップファームを選ぶ上で重要です。
プロップファーム | 主力プランの報酬還元率 | スケーリング適用時の最大 |
---|---|---|
Fintokei | 80% | 95% |
SuperFunded | 70% | 90% |
PipFarm | 70% | 95% |
Instant Funding | 70% | 70% |
BlueberryFunded | 80% | 90% |
一般的にプロップファームの報酬還元は70%~90%となります。
そのため、90%の報酬還元に近いほど、プロップトレーダーに対して利益を還元する優良プロップファームです。
前述した資金効率の良さと合わせて報酬の還元率とバランスの良いプロップファームを選びましょう。
一貫性ルール
プロップファームでは、自社が求める有能なトレーダー像に合わせて「一貫性ルール」を定めています。
一貫性ルールの種類 | 内容 |
---|---|
最大ドローダウン | 全期間を通じて許容される損失の割合例:初期残高の-10% |
1日あたりの最大ドローダウン | 1営業日中に許容される損失の割合例:当日の初期残高の-5% |
マーチンゲール手法 | 負けトレード・含み損の増加に合わせてロット数を増やしていく行為 |
特定のタイミングの取引制限 | 経済指標の発表前後の新規ポジションや週末の取引を禁止 |
一貫性ルールは、評価プログラムだけでなく資金提供ステージでも適用されるため、自分のトレード手法との兼ね合いは確認が必要です。
例えば、スキャルピングを得意としているのに、ポジション保有期間が2分以上という一貫性ルールのある業者を選べば、ルール違反で失格となるリスクが高まります。
運用する口座の取引条件
プロップファームでも、FX業者と同じように業者によって取引条件が異なります。
口座通貨 | JPY・USD・EUR・CZK |
最大レバレッジ | 最大100倍 |
取り扱い銘柄 | 通貨ペア貴金属エネルギー株価指数 |
スプレッド | USDJPY 0.3pips~ |
取引手数料 | 往復6ドル |
取引プラットフォーム | MT4 MT5 cTrader |
スプレッドやレバレッジ、取り扱い銘柄といった要素がプロップファームによって異なります。
特に、最大レバレッジと取り扱い銘柄に違いが出やすく、最大レバレッジはプランによって30倍~100倍、取り扱い銘柄は仮想通貨の有無が各社で分かれています。
取引手数料については、概ね1ロット往復6ドル前後が一般的なので、6ドルを超えるプロップファームは取引手数料が高すぎます。
サポート体制
プロップファームを選ぶ際に意外と重要なのは日本語によるサポート体制です。気になることを問い合わせて、迅速かつ的確な返答を貰えるかが重要となります。
なぜなら、一貫性ルールに関する細かい質問はサポートに問い合わせる機会が多いからです。
日本語サポートのあるプロップファーム
- Fintokei
- SuperFunded
- FundedNext
- Fundora
- BlueberryFunded
プロップトレーダーにとって、ルール違反による口座閉鎖は収入源を失うのと同じ意味となるので、気になるルールを確認できるサポート体制の充実は欠かせません。
よくある質問
プロップファームとは、自社の資金を使ってトレーダーに運用を任せ、利益の一部を報酬として還元する会社です。主にFXや株式、CFDなどの金融商品を対象としています。
はい、身分証明書があれば誰でも利用できます。
評価プログラムの合格基準を満たす必要があります。一般的な合格基準は下記の通りです。
- 利益目標:初期資金の5%~10%の利益を達成
- 利益獲得日・取引日数:利益を獲得した日数もしくは取引した日数が3日~4日以上は必要
- 最大ドローダウン:初期資金から5%~10%の損失を出さないこと
- 1日あたりのドローダウン:1日で口座残高の3%~5%の損失を出さないこと
利益は月ごとや週ごとに集計され、指定した受取方法(銀行送金、仮想通貨など)を通じて支払われます。
プロップファームの多くは健全な運営がされています。金融ライセンスを取得しているFX業者と提携し、プロップファームは運営されているからです。
信頼できる企業であれば安全に利用できます。プロップファームを選ぶ際は下記のポイントを確認しましょう。
- 運営会社の経営年数:
経営年数が長いほど多くのプロップトレーダーが取引を通じて利益を得て、報酬も還元してきた実績があることを評価できる。目安として10年以上が理想的。 - 提携しているFX業者:
取引インフラを提供しているFX業者が金融ライセンスを取得している大手のFX業者だと安定したトレード環境で安全性が高い。 - 口コミに悪評がないか:
不当な利益の取り消しや極端に不利な一貫性ルールが採用されていないか。
補足として、安全なプロップファームでも評価プログラム合格時の本人確認でパスポートもなどの提出が求められる場合もあるので注意しましょう。
評価プログラムの参加費用は必要です。例えば、プロップファームのFintokeiでは、運用資金に合わせて下記のプランが用意されています。
チャレンジプラン | プラン価格 | 運用資金 |
---|---|---|
クリスタル | 21,800円 | 200万円 |
パール | 36,800円 | 500万円 |
ルビー | 69,800円 | 1,000万円 |
サファイヤ | 99,800円 | 2,000万円 |
トパーズ | 173,800円 | 3,500万円 |
エメラルド | 239,800円 | 5,000万円 |
このように参加費用の高いプランほど、資金提供される金額も大きくなります。
メリットは、自己資金ゼロで大きな資金を運用できることや報酬の高さです。一方デメリットは、厳しい評価基準のクリアや継続的な成果が求められる点です。
一部のプロップファームでは日本語サポートを提供しています。ただし英語対応が基本の業者が多いため、対応言語を確認することをおすすめします。
通常、自己資金は使わないため借金を背負うことはありません。ただし、リアル口座で直接資金提供される場合など、一部の特殊な契約では損失の一部負担を求められるケースもあるため、契約条件を必ず確認しましょう。