バイナンスに「AltLayer」上場|早期貢献者にはエアドロップ

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目次

ローンチプールは参加できないが、今後注目したいプロダクト

世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」は27日、同社サービスである「Launch Pool(ローンチプール)」に「AltLayer(アルトレイヤー)」を上場したと発表した。別途、早期貢献者にはエアドロップが予定されている。

#Binance Launchpool に@alt_layer$ALTが上場されました。 #BNB$FDUSDをステーキングしてファーム#ALTを実行します。

ローンチプールは、ユーザーがBNBなどの特定のトークンを対象プロジェクトのプールにステーキングする(預ける)ことで、対象プロジェクトが発行するネイティブトークンを獲得できるサービスだ。過去にLaunch Pool に上場した仮想通貨の中には、GALやSUI、MAV、CYBERなどがあり、参加者にはそれなりに利益があった。

現在ローンチプールは日本在住者は利用できないが、上場される仮想通貨自体はしばらくすれば他の取引所でも取引可能となる。

関連:バイナンスのLaunch Pool(ローンチプール)とは?特徴・始め方を図解で解説

アルトレイヤーは、既存のロールアップ(OP Stack、Arbitrum Orbit、ZKStack、Polygon CDKなど)を、アルトレイヤー独自の「Restakedロールアップ」に統合することで、より強化されたセキュリティ、分散化、相互運用性、高速な取引を可能にする。

Restake-rollupは、EigenLayerのリステークメカニズムを活用した技術で、イーサリアムの経済的安全性をアルトレイヤー上のプロダクトに持ち込むことができ、また主要なロールアップのアプリケーション固有のインスタンスを許可なく起動できるロールアップスタックである。

ネイティブトークン「ALT」は、経済的な債権として機能し、リステークされた資産とともに報酬または罰金として機能する。また、ガバナンスの決定に投票権や取引手数料としても利用される。

アルトレイヤーは既に2280万米ドル(約33億円)の資金調達に成功しており、投資家にはPolychain CapitalやBinance Labs、Jump Cryptoなど業界大手の機関投資家が名を連ねる。

トークンの割り当て
出典:Binance

トークンの割当を見てみると、今回のローンチプールは総供給量の5%と比較的小さい、「チーム」「投資家」「アドバイザー」への割当はそれぞれ15%、18.5%、5%とそれほど高くなく、「初期投資家とチームがローンチ後売り抜けてローンチプール参加者が損をする」という展開はなさそうだ。

トークンのリリーススケジュール
出典:Binance

トークンのリリーススケジュールを見てみると、全てのトークンがリリースされるのは2028年1月で、4年間でプロダクトの良し悪しが決まりそうだ。今年6月頃に供給量がグッと増えるようなので、この時期の価格下落には注意したい、

関連:仮想通貨市場、史上2番目の資金流入を記録|先週の機関投資家の動き

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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