- メタバースとはインターネット上の3次元仮想空間のこと
- 稼げるメタバースプラットフォームは増えてきている
- 2026年までに世界人口の25%がメタバースで1日1時間以上過ごすと予想されている
最近ニュースやメディアでよく耳にする「メタバース」
詳しく知りたいけど周りに詳しい人がいない・・・。
こういった問い合わせをよく見かけます。
本記事ではメタバースとブロックチェーンの関係性や仮想通貨との関わり、メタバースプラットフォームの始め方など、分かりやすい言葉で徹底解説していきます。
メタバースプラットフォームとは
まずは始めにメタバースの基礎知識について解説していきます。
メタバースとは?
メタバースとは、インターネット上の3次元仮想空間のことです。ゲーム名や仮想通貨の名前ではありません。
メタ(超越する) + ユニバース(世界)の造語で、現実と違う新しい世界という意味が込められています。
代表的なメタバースアプリ
仮想通貨やブロックチェーンの業界って、難しい単語が多くて分かりづらいですよね。まずは親近感を持ってもらうためにも、メタバースを活用している有名なゲームを紹介します。
- あつまれ!どうぶつの森
- フォートナイト
- マインクラフト
ゲームやメタバースに興味のない人も、聞いたことがありますよね?メタバースはここ最近の話ではなく、2000年代前半頃からたくさん登場しています。
メタバースとNFTの関係性
では、なぜ最近メタバースの話題が多いのでしょうか?
すばり「ブロックチェーン技術を組み合わせることで、収益に繋がるから」です。仮想空間でお金が稼げることで、近年注目度が増しているのです。
メタバースで稼ぐ例
- メタバース空間の接客業
- NFTゲームのレアなアイテムをオークションに出す
- ゲームをプレイして、ゲーム内通貨(仮想通貨)をGETする
- 仮想空間の土地の不動産
もし、マインクラフトのダイヤモンドを現金に換金出来たら… もし、どうぶつの森の珍しい魚が現金に換金出来たら…
ブロックチェーン技術のおかげで、そんな「出来たらいいな」が現実になってきています。
稼げる!おすすめメタバースプラットフォームランキングTOP6
メタバースの基礎と稼げる理由が分かったところで、おすすめのメタバースプラットフォームを6つ紹介します。
※プロジェクト進行中でリリースされていないプラットフォームも紹介しています。(2022年2月現在)
第6位:Bloktopia/ブロックトピア(BLOK)

Bloktopia/ブロックトピアとは、21階建て超高層ビル型がコンセプトの仮想空間です。イーサリアムのセカンドレイヤーソリューションである「Polygon(ポリゴン)」を活用しています。
ブロックトピアの特徴
- 美しいグラフィック
- リアルなアバター
- VRに対応している
- 限られた空間なので、土地価格が高騰する可能性有り
イメージできない方は、こちらの動画をチェックしてみてください。
ブロックトピアは現在リリース前。2022年3月頃、ベータ版が完成される予定です。
間違いなく2022年のメタバース代表になるでしょう。
第5位:Star Atlas/スターアトラス(ATLAS)

Star Atlas/スターアトラスとは、2060年の宇宙を舞台とした3派閥の戦争ゲームです。高速ブロックチェーンであるSolanaを活用しています。
また、仮想通貨取引所FTXがStar Atlas内で利用できる仮想通貨ATLASとPOLISのIEOを開催したことで認知度が一気に高まりました。
スターアトラスの特徴
- 宇宙船、乗組員などがNFT
- ATLASという仮想通貨でゲーム内アイテムが売買可能
- POLISという仮想通貨で政治的プレイが可能
- Unreal Engine 5を採用。グラフィックが凄い
イメージできない方は、こちらの動画をチェックしてみてください。
スターアトラスは、POLISという仮想通貨を多く持っている人に政治的発言権がある制度を採用しています。
派閥内の税金、アイテムの流通、戦争の参加、等々プレイヤーに決定権があるので現実世界に近いですよね。ゲーム内で大きな権力を持ちたい金持ちプレイヤーが参入して、ゲームがさらに活発化するでしょう。
スターアトラスは、2022年春頃リリース予定です。純粋にゲームをプレイしても面白そうですね。
第4位:Illuvium/イルビウム(ILV)

Illuvium/イルビウムとは、簡単に言うと「ポケモン」です。イルビウムはイーサリアム・ブロックチェーンを活用しています。
イルビウムの特徴
- 崩壊した世界がテーマのオープンワールドゲーム
- イルビアルと呼ばれるモンスターの捕獲、育成、戦闘
- バトルアリーナで賞金が得られる
- スマホ版の開発も進行中
イメージできない方は、こちらの動画をチェックしてみてください。
捕まえたイルビアル(ポケモン)やアイテムを売買することで稼げます。また、バトルアリーナでの勝利や勝敗の賭けで稼ぐこともできます。
基本プレイ無料ですが、筆者は高グレードのシャード(モンスターボール)の購入をおすすめします。無料のシャードでは、レアなイルビアルが捕獲できないからです。
現在プライベートベータテスト中。2022年3月頃、リリース予定です。
第3位:Decentraland/ディセントラランド(MANA)

Decentraland/ディセントラランドとは、世界初の完全分散型の仮想空間です。イーサリアム・ブロックチェーンをベースに構築されています。
ディセントラランドの特徴
- VR空間のプラットフォーム
- 土地の売買での収益化が可能
- ディセントラランド内でアプリの開発ができる
- 仮想通貨MANAはディセントラランド内で使える仮想通貨
イメージできない方は、こちらの動画をチェックしてみてください。
「マインクラフト」や「セカンドライフ」に大きく基づいている仮想空間です。
ディセントラランドに関しては、難しいことを考えず、一度仮想空間を散歩してみることをおすすめします。
第2位:The Sandbox/サンドボックス(SAND)

The Sandbox/サンドボックスとは、世界初の完全分散型の仮想空間です。イーサリアム・ブロックチェーンをベースに構築されています。
サンドボックスの特徴
- コミュニティが軸のプラットフォーム
- 土地の売買での収益化が可能
- サンドボックス内でアプリの開発ができる
- 仮想通貨SANDはサンドボックス内で使える仮想通貨
The Sandbox(サンドボックス)の始め方完全ガイド|メタバース×ブロックチェーンゲームのやり方
イメージできない方は、こちらの動画をチェックしてみてください。
基本的にはディセントラランドに似ていますが、よりマインクラフト寄りです。
第1位:Axie Infinity/アクシーインフィニティ(AXS)

Axie Infinity/アクシーインフィニティとは、モンスターの育成、対戦ゲームです。イーサリアムサイドチェーン「Ronin」で稼働しています。
アクシーインフィニティの特徴
- 「ポケモン」に影響を受けて作られたゲーム
- Play to Earn(ゲームで稼ぐ)の代名詞的存在
- 初心者でも分かりやすく始めやすいゲーム
イメージできない方は、こちらの動画をチェックしてみてください。
アクシーと呼ばれるモンスターの売買、デイリークエストの報酬などでお金を稼げます。
分かりやすいゲーム内容と情報がネット上に多く存在するため、初心者におすすめのゲームです。
メタバースプラットフォームのやり方/始め方
「おすすめのメタバースプラットフォームは分かったけど、始め方が分からない!」
「調べても専門用語ばかりで分からない!」
よくある初心者が挫折してしまうポイントです。そこで、初心者でもすぐに始められるように5ステップで徹底解説しました。
※各メタバースプラットフォームの始め方は違うので、今回はおすすめ第1位のアクシーインフィニティを例にあげます。
以下で詳しく解説します。
暗号通貨取引所の口座を開設する
まずは暗号通貨取引所の口座を開設しましょう。本サイトでは、国内最大手である「コインチェック」をおすすめします。
完全無料で簡単に口座開設でき、初心者でも分かりやすいアプリ設計になっています。損をすることは無いので、まずは口座開設しましょう。
MetaMask(メタマスク)でウォレットを作成
MetaMask(メタマスク)とは、仮想通貨のお財布です。
基本的にメタバースプラットフォームを始める場合、メタマスクは必須です。ウォレットは無料で作成できます。
公式サイトはこちらから↓
Roninウォレットを作成する
暗号通貨を購入して送金する
アクシーインフィニティでは、3匹のアクシーを購入することが初期条件です。
欲しいアクシーの金額分のETH(イーサリアム)をコインチェックで購入して、メタマスクに送金しましょう。メタマスクへの送金が完了した後、メタマスクからRoninウォレットへ送金します。
アクシーインフィニティのアカウントを作成しNFTを購入する
アクシーインフィニティのアカウントを作成します。
アクシーインフィニティのマーケットプレイスに接続しましょう。
その後、メールに届いた承認コードを入力すればアカウント作成終了です。
アカウントが作成出来たら、マーケットプレイス上でアクシーを3体購入してください。
購入が終われば、アクシーインフィニティ公式サイトからゲームをインストールして完了です。
以上の準備でアクシーをプレイ出来ます。
今回は一例でアクシーインフィニティをあげましたが、自分のやってみたいメタバースプラットフォームで試してみましょう。手順は多少違いますが、基本的な流れは同じです。
「コインチェック」、「メタマスク」は必須なので、やってみたいメタバースプラットフォームが無い方もまずは口座開設をおすすめします。
メタバースプラットフォームの今後
「メタバースの始め方は分かったけど、メタバース業界の今後って大丈夫なの?」
「一過性のブームで、すぐ無くなったりしないの?」
当然の疑問ですよね。結論から言うと、NFTを活用したメタバースプラットフォームは、今後も発展していきます。
メタバースの市場規模
リサーチ・アドバイザリー企業である「Gartner」は、2026年までに、世界人口の25%が、メタバースで1日1時間以上過ごすことになると予測しました。同年に世界の組織の30%がメタバースに対応した製品やサービスを提供すると予想しています。
また、市場調査やコンサル事業をしている「Emergen Research」は、2028年の市場規模は8289.5億USドルに達すると予測しています。
メタバースに投資する日本・海外企業3選
メタバースに投資して市場を盛り上げている企業を国内外で3つ紹介していきます。
Meta(旧Facebook)
マーク・ザッカーバーグ氏は、社名をFacebookから「Meta(メタ)」に変更しました。
最前線でメタバース市場を盛り上げているといえるでしょう。
ソニーグループ
ソニーグループは、スポーツの判定用カメラシステム「ホークアイ」を活用した新しい映像サービスをカンファレンスで発表しました。
ライブ映像の動きを高度なAIが瞬時にデータへ変換し、3次元コンテンツをリアルタイムで生成出来るといった内容です。メタバース空間でのスポーツ観戦などが期待できます。
キャノン
キャノンは、デジタルカメラで撮影した人物を、メタバース空間で再現できるアプリの開発を進めていると発表しました。
国内ではメタバースプラットフォームの開発より、既存のメタバースプラットフォームで利用できるアイテム開発が進んでいる印象を受けます。
メタバース悪用の懸念
明るい話ばかり話してきましたが、もちろん悪い側面もあります。それは、「Rug Pull(ラグプル)」と呼ばれる詐欺行為が横行していることです。
ラグプルとは?
プロジェクト側が隠れて資金を引き抜き、その後持ち逃げすること
存在しないプロジェクトを掲げ、投資家の資金をかき集める。こんな行為が仮想通貨業界では常識となっています。詐欺団体は常にバズワードを利用する傾向が強く、バズワードである「NFT」「メタバース」などは非常に多く使われています。
よく分からないプロジェクトに参加したり、ウォレットを接続したりしないよう注意が必要です。
メタバースプラットフォームに関するよくある質問(Q&A)
基本的には可能だが、利用規約の確認は必須。
メタバースプラットフォームの多くは、未成年利用可能です。しかし、課金やマネタイズするには仮想通貨が絡んできます。国内の仮想通貨取引所は基本的に未成年利用できません。未成年の場合、制限されることがあります。
株探のテーマ検索がおすすめです。
メタバースとは、インターネット上の3次元仮想空間のことです。
ネットだけでは今までできなかった仮想空間を使ったいろいろな体験ができるようになります。
有名なプラットフォームには、VRChat、cluster、ドコモが提供しているXR World®などがあります。
また、ゲームで有名なものにはTheSandboxやAxieInfinityが主に紹介されています。
まとめ
本記事では、メタバースの基礎やおすすめのプラットフォーム、今後の発展などを紹介しました。
今後もまだまだ発展していく分野の一つなので、興味のある方はぜひメタバースやNFTを触ってみることをおすすめします。
まだちょっと怖いという人は、暗号通貨取引所を使ってみるだけでも興味の沸き方やメタバースの捉え方が違ってくるかもしれません。
国内最大手で安心して取引できる「コインチェック」の口座を開設して、新しい分野の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
メタバースの今後の発展を祈りつつ、これにて筆をおかせていただきます。