ゲーム関連の広告事業を手がける米ナスダック上場のスーパーリーグ・エンタープライズ(SLE)は米国時間6日、メタプラネット(3350)との取引について、マット・エデルマン会長兼CEOの株主宛て書簡を公表した。メタプラネットがビットコイン(
BTC)2,100BTCを拠出し、スーパーリーグを子会社にする取引で、16日の年次株主総会での承認を株主に求めている。
スーパーリーグ、16日の株主総会でメタプラネットとの取引に賛成呼びかけ
書簡によると、取引は株主総会での承認と、その他のクロージング条件を満たせば成立する。成立後、スーパーリーグはメタプラネットを支配株主とする会社になり、社名を「Superplanet(スーパープラネット)」に変える。ナスダックの承認を前提に、上場は維持する。
エデルマン氏は、メタプラネットがクロージング時に受け取る普通株と、ワラントなどの行使や転換で受け取る普通株について、5年間のロックアップに同意したと説明した。短期の投資ではなく、長期の関与を示すものだとしている。
スーパーリーグは、ゲームを遊ぶ世界の人々に向けて、企業の広告やブランドコンテンツを届ける事業を手がける。既存のこの事業は続け、ビットコインのトレジャリー事業を2本目の柱として加える。同氏は、事業の転換ではないと強調した。
同氏は、過去18カ月で借入の解消やコスト削減を進めたものの、取引の発表までは株価に反映されていなかったと認めた。ビットコインの価格は変動が大きく、取引が結果を保証するものではないとも書いている。
メタプラネットの2,100BTC、8月の発表時から価値は約36%増
拠出される2,100BTCの価値は、書簡によると、8月14日の終値で約1億3,200万ドル(約208億円)だった。10月2日の終値では約1億7,900万ドル(約282億円)に増えている。いずれもコインベースの米東部時間16時の価格に基づく。
| 項目 | 8月の発表時 | 現在 |
|---|---|---|
| 2,100BTCの価値 | 約1億3,200万ドル(8月14日) | 約1億7,900万ドル(10月2日) |
| メタプラネットのBTC保有量 | 4万3,000BTC(8月18日) | 4万4,000BTC(10月8日) |
| 2,100BTCが保有量に占める割合 | 約4.9% | 約4.8% |
スーパーリーグの株主宛て書簡、メタプラネットの8月18日の発表、JinaCoinの国内上場企業BTC保有ランキング(10月8日11時1分時点)をもとに作成
JinaCoinの国内上場企業BTC保有ランキングでは、メタプラネットの保有量は国内首位で、mNAV(保有するBTCの価値に対する時価総額の倍率)は0.67倍だった(10月8日時点)。
メタプラネットが8月18日に発表した内容によると、同社の米国子会社は2,100BTCと現金250万ドル(約3.9億円)を拠出し、スーパーリーグの普通株4,485万9,400株などを1株3ドルで引き受ける。取引の完了直後、議決権の約95.7%を持つ見込みだ。
JinaCoinが8月18日に報じたとおり、スーパーリーグの取締役9人のうち5人をメタプラネット側が指名し、ティッカーは「SUPA」に変わる予定である。
メタプラネットは5日、ビットコインを担保にした調達で他社の優先証券に投資する新たな方針も示している。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.81円)
