メタプラネット株、BTCは経済指標を前に横ばい|44,000BTCと新戦略を追い風に上昇再開なるか

メタプラネット株、BTCは経済指標を前に横ばい|44,000BTCと新戦略を追い風に上昇再開なるか 2026/10/07
JinaCoin編集部
40 Min Read
直近相場の分析ポイント
  • 短期的には横ばい相場に移行。しかし、日足レベルでは上昇圧が継続。
  • 一目均衡表雲ラインを維持し日足短期HMAを上抜けすれば上昇再開の可能性が高い
  • BTC保有量は44,000BTCへ増加。1株あたりBTCも前回確認時から大きく悪化しておらず、BTC保有戦略は引き続き株価材料となる。

メタプラネット(3350) チャート分析

メタプラネット日足チャート-2026年10月7日
メタプラネット日足チャート-2026年10月7日
メタプラネット4時間足チャート-2026年10月7日
メタプラネット4時間足チャート-2026年10月7日
メタプラネット1時間足チャート-2026年10月7日
メタプラネット1時間足チャート-2026年10月7日
直近のエントリーポイント
  • エントリー方向:ロング(中期目線)
  • エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
    • 4時間足及び日足一目均衡表雲上抜けを維持し、上昇に転じる
    • 日足短期HMAを上抜ける
    • 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立する
  • 利確目安:(チャート上Ⓑ)
    • 345円から359円付近
  • 損切り目安:
    • エントリー時点での直近安値

メタプラネットは昨日289円付近から取引を開始した。取引開始直後は上昇の値動きを見せたものの、日足短期HMA及び1時間足中期HMA付近に上昇を阻まれ、日足中期HMA付近まで下落。最終的に288円で取引を終了している。

現状、4時間足MACDから上昇圧の減少が読み取れ、日足短期HMA及び1時間足中期HMA付近で上昇を阻まれている値動きから、短期的には横ばい推移に移行していると推測できる。しかし、価格下部には4時間足及び日足一目均衡表雲が控えており、日足MACDがプラス圏で推移していることから、中長期的には上昇傾向を維持している。このことから、今後、4時間足及び日足一目均衡表雲上抜けを維持しながら上昇に転じ、日足短期HMAを上抜ける値動きとなれば、上昇が再開する可能性が高い。

さらに、日足短期HMA上抜け後に1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立すれば、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが控える345円から、日足レベルでの直近高値である359円付近までの上昇に期待できる。

長期的にも上記の値動きとなれば上昇再開と判断できるが、4時間足ボリンジャーバンドが縮小を始めているため、上昇圧が強くない場合はボリンジャーバンド付近で一旦横ばい相場となる可能性も考慮しておく必要がある。ただし、この値動きとなった場合でも、日足中期HMAを明確に下抜けしない限り、日足レベルでは上昇傾向が継続するため、買い目線を継続するようにしたい。

矢印01
チャート設定(使用インジケーター一覧)
  • ハル移動平均線
    • 20EMA:ピンク(短期HMA)
    • 80EMA:水色(中期HMA)
    • 320EMA:緑(長期HMA)
  • ボリンジャーバンド
    • 1時間足:期間200、偏差2.5
    • 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
  • 一目均衡表(雲のみ表示)
    • 転換線:9
    • 基準線:26
    • 先行スパン:52
  • ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
    • 短期EMA:9
    • 長期EMA:17
    • シグナル:7
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メタプラネット(3350) 株価材料と今後の見通し

ビットコイン価格の動向

  • 現在価格:(10月7日7時台確認)
    • ドル建て:85,597.95ドル
    • 円建て:13,598,768円
  • 変動率:+0.1%(24時間)

BTCは8.5万ドル台で方向感に乏しい値動きとなっている。直近確定分の米スポットBTC ETFフローも純流出となっており、積極的な資金流入がBTCを押し上げている状況とは言いにくい。一方、今後は米金融政策に関する重要材料を控えており、結果を確認するまで方向感が出にくい可能性がある。こうしたBTCの横ばい推移は、BTCとの関連性が高いメタプラネット株が短期的に横ばいとなっている一因である可能性がある。

ただし、BTCが重要イベント通過後に上昇へ転じれば、保有BTC価値の上昇を通じてメタプラネット株の追い風となる可能性があるため、今後はBTCの方向転換に注目したい。

  • mNAV:0.66倍
  • Bitcoin NAV:約5,971.6億円
  • 前回確認時からの変化:mNAVは0.67倍から0.66倍へ低下

mNAVは前回確認時の0.67倍から0.66倍へ小幅に低下した。一方、Bitcoin NAVは確認済みのドル建て数値を円換算すると約5,971.6億円となっている。BTC資産価値に大きな変化がない一方でmNAVが低下していることから、今回はBTCそのものより株価側の評価変化が数値に反映されていると考えられる。

mNAVのみを根拠に割高・割安を判断することはできないが、今後BTC価格が上昇した際にBitcoin NAVと株価のどちらが強く反応するかは、メタプラネット株の市場評価を確認するうえで重要となる。

BTC Yield・1株あたりBTC

  • BTC Yield:年初来+22.00%、四半期+0.00%
  • 1株あたりBTC:0.000032BTC/株
  • BTC保有量:44,000BTC
  • 前回確認時からの主な変化:BTC保有量が43,000BTCから44,000BTCへ増加した後、直近では大きな変化なし

BTC保有量は44,000BTCとなっており、従来の43,000BTCから1,000BTC増加している。1株あたりBTCは0.000032BTC、希薄化後は2,933 sats、希薄化前は3,225 satsで、前回確認時から大きな変化はない。BTC保有量の増加は、保有BTC価値が上昇した際の恩恵を大きくする可能性がある。一方、株主にとっては会社全体のBTC保有量だけでなく、資金調達や株式数の変化を踏まえた1株あたりBTCが維持・向上するかが重要となる。

現時点では数値に新たな悪化は確認されておらず、今後の追加BTC取得と1株あたりBTCの変化を確認したい。

企業動向・株価指標

  • BTC保有量:44,000BTCへ増加
  • 資本配分方針:総資産の約85~90%をBTC、約10~15%を戦略投資枠とする方針
  • Net Interest Income Strategy:資金コストを上回る収益機会への投資を行う新戦略を導入

10月5日の開示では、BTC保有量が44,000BTCへ増加したほか、資本配分方針の追加改定と新たな収益戦略が公表された。BTC保有量の増加は、BTC価格上昇時の資産価値拡大につながる可能性がある。また、BTC保有を中心としながら一部資金を収益機会へ振り向ける新戦略が機能すれば、今後の収益拡大やBTC取得力を支える材料となる可能性がある。

一方、新戦略については実際の収益が資金調達コストを上回るかを確認する必要がある。現時点ではBTC保有増加と新戦略の公表は追い風となる可能性があるものの、今後の実績確認が重要となる。

今後の重要イベント・経済指標

  • 10月8日午前3時(日本時間):9月15~16日開催分のFOMC議事要旨
  • 10月14日午後9時30分(日本時間):9月米消費者物価指数(CPI)

直近で最も注目したいのは、10月8日午前3時に公表されるFOMC議事要旨だ。今後の政策金利やインフレに対する参加者の見方が確認され、市場の金利見通しが変化すればBTCにも影響する可能性がある。また、10月14日には9月米CPIが公表される予定となっている。インフレが市場想定を上回れば金利上昇を通じてBTCの逆風となる可能性があり、反対にインフレ鈍化が確認されればBTCの支えとなる可能性がある。

BTCが大きく動いた場合、44,000BTCを保有するメタプラネットのBitcoin NAVや株価評価にも影響が波及する可能性があるため、まずはFOMC議事要旨後のBTCの反応に注目したい。

ファンダメンタル分析の総評

BTCは重要な米金融政策材料を控えるなか8.5万ドル台で方向感に乏しく、直近のETFフローも純流出となっている。このため、BTCとの関連性が高いメタプラネット株が短期的に横ばいとなっている背景の一つである可能性がある。

一方、企業側ではBTC保有量が44,000BTCへ増加したほか、資本配分方針の追加改定と新たな収益戦略が公表されている。BTC保有量の増加や新戦略が今後の収益拡大・BTC取得力につながれば、株価の追い風となる可能性がある。

現状はBTC側に強い方向感がない一方、企業側ではプラス材料となり得る変化が確認されている。今後はまずFOMC議事要旨後のBTCの反応を確認し、その後、企業材料を背景にメタプラネット株が現在の価格帯を維持しながら上昇へ転じられるかに注目したい。

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メタプラネットの主要指標・用語解説
  • Bitcoin NAV(ビットコインNAV):
    メタプラネットが保有するビットコインの時価総額を示す指標です。BTC価格が上昇すればBitcoin NAVも増加し、下落すれば減少します。
  • mNAV:
    メタプラネットの企業価値(EV)が、Bitcoin NAVの何倍で評価されているかを見る指標です。1倍を上回ればBitcoin NAVより高く、1倍を下回ればBitcoin NAVより低い企業価値で評価されている状態を示します。ただし、mNAVだけで株価の割高・割安を判断することはできません。
  • BTC Yield(BTCイールド):
    株式数の増加も考慮しながら、1株あたりのビットコイン保有量が一定期間でどれだけ増減したかを見るメタプラネット独自の指標です。計算には、新株予約権などが株式になった場合も考慮した「完全希薄化後株式数」が使われます。一般的な利回りを意味する「Yield」とは異なり、株式投資の収益率を示すものではありません。
  • 1株あたりBTC:
    メタプラネットのBTC保有量を株式数で割り、1株あたりどれだけのビットコインを保有しているかを見る指標です。メタプラネット公式Trackerでは「1株あたりSats」として、通常の株式数と完全希薄化後株式数の両方が掲載されています。
  • 株式の希薄化:
    新株発行や新株予約権の行使などによって株式数が増え、既存株主の1株あたりの持ち分が小さくなることです。メタプラネットでは、BTC保有量だけでなく、株式数の増加を考慮した1株あたりBTCの変化も重要になります。
  • PBR(株価純資産倍率):
    株価が1株あたり純資産(BPS)の何倍まで評価されているかを見る指標です。「株価÷BPS」で計算され、一般的に株価と企業の純資産との関係を確認する際に使われます。日本取引所グループ
  • PER(株価収益率):
    株価が1株あたり利益(EPS)の何倍まで評価されているかを見る指標です。「株価÷EPS」で計算され、企業の利益に対して現在の株価がどの水準にあるかを確認する際に使われます。日本取引所グループ
  • EPS(1株あたり利益):
    企業の純利益を株式数で割り、1株あたりでどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。一般的にEPSが増加すれば、1株あたりの利益が成長していることを意味します。日本取引所グループ
  • BPS(1株あたり純資産):
    企業の純資産を株式数で割り、1株あたりにどれだけの純資産があるかを示す指標です。PBRを計算する際にも使用されます。日本取引所グループ
  • ROE(自己資本利益率):
    株主から集めた資本を使って、企業がどれだけ効率よく利益を生み出しているかを見る指標です。数値が高いほど資本を効率よく利益につなげていることを示します。
  • 新株予約権:
    あらかじめ決められた条件で会社の株式を取得できる権利。行使によって新しい株式が発行される場合、既存株主の1株あたりの持分に影響する可能性がある。

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