米ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BMNR)は7日、トム・リー会長の動画メッセージを公開し、イーサリアム(
ETH)の保有量を総供給量の5%で打ち止めにする方針を示した。残り約10万ETHを購入した時点で、買い増しを終える見通しだ。
リー会長「積み上げは終わった」
同社の公式サイトに掲載された会長メッセージの概要は、ビットマインが「5%のハードキャップ(上限)」に近づいていると説明している。保有量は600万ETH近くに達し、残りは約10万ETHだという。
リー会長は動画の中で、総供給量の5%を目標にするのは、それが株主価値を最も高めるためだと述べた。残りの約10万ETHについては「それで終わりだ」と語り、「強気相場が始まる中で、我々は積み上げを終えた」と強調している。
同氏によると、600万ETHまでの積み上げにかかった期間は15カ月で、すべて弱気相場の中で進めた。積み上げを終えた後にイーサリアムが大きく上昇すれば、同社の株価はイーサリアム自体を上回る成績を出せるとの見方も示した。
保有は601万ETH、総資産は約174億ドル
同社が5日に発表した資料によると、4日午後6時30分(米東部時間)時点のイーサリアム保有量は601万6,414ETHで、総供給量1億2,210万ETHの約4.9%にあたる。直近1週間でも1万5,112ETHを買い増しており、2025年6月30日にイーサリアムの財務戦略を始めて以来、毎週購入を続けてきた。
暗号資産と現金・有価証券、出資先への投資を合わせた保有総額は約174億ドル(約2兆7,459億円)。このうち506万7,309ETHをステーキングに回しており、直近7日間の利回り2.63%をもとに全量をステーキングした場合、年間の報酬は約4億3,100万ドル(約680億円)になるとしている。
リー会長は、自社のステーキング基盤「MAVAN」が1日あたり約100万ドル(約1億5,800万円)の報酬を生んでいると説明した。2026年には2,100万株、約3億5,000万ドル(約552億円)の自社株買いも実施している。
上限を超えないよう報酬売却の可能性も
リー会長は8月に出演したポッドキャスト「Bankless」で、5%を超える保有について2027年に改めて検討する可能性に触れていた。同時に、5%を超えたくない場合は受け取ったステーキング報酬を売却するシナリオもあり得ると語っていた。
2025年以降、毎週イーサリアムを買い続けてきた同社が購入を止めれば、市場の大口の買い手が1社減ることになる。今後は、積み上がったステーキング報酬をどう扱うかと、2027年以降に上限を見直すかどうかが焦点となりそうだ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.81円)
