韓国の大手カード会社KB国民カードは3月31日、ブロックチェーンのアバランチおよびステーブルコインインフラ企業のオープンエセットと提携し、カード決済インフラにステーブルコインを組み込んだ「ハイブリッド決済モデル」の構築を本格化すると発表した。韓国の複数メディアが報じている。
カード1枚でクレジット決済とステーブルコイン決済を切り替え
今回の決済モデルの最大の特徴は、カードにステーブルコインウォレットを連動させる点だ。ユーザーは1枚のカードで通常のクレジット決済とデジタル資産ベースの決済を選択的に利用できる。既存のカード決済の仕組みをそのまま維持しつつ、ステーブルコインによる支払いを追加する設計となっている。
この構造は2026年1月に特許出願が完了済みだ。
アバランチ
AVAXはパブリックブロックチェーンとして独自のネットワーク構造を提供し、カード決済モデルの基盤を担う。一方のオープンエセットは、ステーブルコインの発行・流通インフラの技術標準を有しており、ステーブルコインのチャージ(充電)から決済、精算までの一連のプロセスを構築する役割を果たす。
KB国民カードはKB金融グループの傘下にあり、同グループは韓国の4大金融グループのひとつに数えられる。同社の担当者は「ステーブルコインは決済、送金、精算など多様な金融領域で活用の可能性が拡大している分野だ」と述べ、「関連する法制度や監督方針に沿う範囲内で、安定的かつ便利な決済体験を提供できるよう準備を進めていく」としている。
韓国では暗号資産関連の法整備が進む中、大手金融機関がブロックチェーン技術を実サービスに統合する動きが加速している。今回の提携は、カード決済という日常的な金融インフラにステーブルコインを組み込む試みとして注目される。




