仮想通貨INJのインジェクティブ、8年ぶりホワイトペーパー全面改訂

仮想通貨INJのインジェクティブ、8年ぶりホワイトペーパー全面改訂
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
shoko-koyama
2 Min Read
Highlights
  • 7日、インジェクティブが新しいホワイトペーパーを公開。2018年12月の初版以来、約8年ぶりの全面的な書き直し
  • RWAの発行と権限管理、ブロックごとのバッチオークション、MCPやx402を使ったAIエージェント対応を記載
  • INJは9月1日時点で、金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者27社の取扱銘柄に入っていない

暗号資産(仮想通貨)INJ(INJINJ)を基軸通貨とするレイヤー1ブロックチェーンのインジェクティブは7日、新しいホワイトペーパー「Injective: A Finance-Native Layer-1 Blockchain」を公開した。2018年12月の初版を置き換えるもので、インジェクティブは初版以来、初めての全面的な書き直しだとしている。

インジェクティブの新ホワイトペーパー、RWAとAIエージェントを詳述

新版は2026年10月1日時点のメインネットを対象に、取引所、オラクル、保険基金、実物資産(RWA)の発行などを、アプリではなくチェーン自体の機能として組み込む設計を説明している。初版に代わる新しいプロトコルを提案するものではなく、現在動いているネットワークの仕組みを記録したものだとしている。

RWAについては、トークンの発行機能「TokenFactory」と、発行、送信、受信、焼却を役割ごとに制限する「Permissions」を記載した。外部資産の価格に連動するデリバティブ「iAssets」も紹介しているが、原資産の所有権は伴わないと明記している。

AIエージェント向けには、AIの接続規格MCPのサーバーで市場データの取得や注文、送金などを操作できるとした。支払いの仕組みx402にも対応し、EVM上のUSDCで支払う。金額の上限や取引できる市場の制限などで、エージェントの権限を絞れるとしている。

取引は、ブロックごとに注文をまとめて同じ価格で約定させるバッチオークション方式で、フロントランニングに強いとしている。ブロック時間は約600ミリ秒である。

2018年版との比較、イーサリアム上の取引プロトコルから独自のレイヤー1へ

新版によると、2018年の初版は、イーサリアム上で動く分散型取引所の決済プロトコルを説明していた。イーサリアムの取引の順番を自ら決められないため、公平な順番を保つ追加の仕組みを必要としていたという。

項目2018年版2026年版
位置づけイーサリアム上の分散型取引所の決済プロトコル金融向けの独自のレイヤー1
取引の順番と確定イーサリアムに依存し、追加の仕組みで公平な順番を保つ設計自らの合意形成で順番を決め、ブロックの確定と同時に取引が確定
主な対象取引所の決済取引所、デリバティブ、RWAの発行、AIエージェント
実行環境イーサリアムの上で動作EVMとWASMが1つの台帳を共有
インジェクティブの新ホワイトペーパー(2026年10月版)をもとにJinaCoinが作成

新版は、フロントランニングへの耐性などの初版の目標を、現在のネットワークがチェーンの基盤の層で実現したとしている。

INJは日本では、金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(9月1日現在)に載る27社の取扱銘柄に含まれていない。

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
仮想通貨歴6年。ニュース記者歴4年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA