分散型デリバティブ取引所のHyperliquid(ハイパーリキッド)は8日、コミュニティからの要望を受けてMON-USDハイパープの取引を開始したと発表した。未ローンチのモナド(Monad)トークンに対し、最大3倍レバレッジでロング・ショート両方向のポジションが取得できる。
取引開始直後のチャートでは激しい値動きを記録。開始時に0.6ドルまで急騰した後、大幅な下落を経て現在は0.15741ドルで推移している。日中高値0.6ドル付近、安値0.1ドル付近を記録し、高いボラティリティを示している。取引量も価格変動に連動して急増し、プレローンチ銘柄への強い関心を反映した。

ハイパープは通常のパーペチュアル契約とは異なり、外部オラクル価格に依存しない独自の価格決定メカニズムを採用。ファンディングレートはハイパープ・マーク価格の移動平均に基づいて決定され、価格操作耐性と安定性に優れるとしている。
同社は低流動性・高ボラティリティ・極端なファンディング・清算リスク増大への注意を喚起。MON-USDは中央集権取引所でのスポット上場時に通常のパーペチュアル契約に移行する予定だ。
モナドは並行実行技術採用の高性能レイヤー1ブロックチェーンとして注目されている。
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