東証グロース上場の株式会社イオレ(2334)は19日、12月12日から19日までの間に約1億6,640万円分のビットコイン(BTC)を追加取得したと発表した。累計保有量は101.57BTCに到達し、累計平均取得単価は約1,539万円となった。
足元はリスク局面と判断、運用方針を最適化
今回の取得は、第14回新株予約権の行使が進捗したことを受け、同社が推進する「Neo Crypto Bank構想」の初期トレジャリー運用の一環として実施された。同社は「足元の市場環境をリスク局面と判断し、過度なリスクを負うことなく安定的に保有量を拡大できるよう、運用方針を最適化した」と説明している。
今後は、BTCの価格動向および新株予約権の行使状況を踏まえ、2026年3月期中に120〜160億円規模のBTC取得を目指す方針だ。取得したBTCは速やかにレンディングを中心とした運用に投入し、当該事業の進捗については2025年第3四半期中に開示開始を予定している。
JinaCoinが集計する国内上場企業のビットコイン保有量ランキングによると、国内上場企業全体のビットコイン総保有量は約3万6,653BTC(約4,877億円相当)で、全BTC供給量の約0.18%を占めている。イオレは101.57BTC保有で8位に位置する。




