【9/30 仮想通貨ETF動向】BTC・ETH・SOLそろって純流入、持続的成長を裏付ける展開

shoko-koyama
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30日の米国暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインとイーサリアムの現物ETF、ソラナの現物ステーキングETFがそろって資金流入を記録した。

ビットコイン(BTC)現物ETFの動向

ビットコイン現物ETFは4億2,990万ドルの純流入となり、2日連続で資金が流入した。銘柄別では、銘柄別では、IBIT(iShares Bitcoin Trust)に1億9,940万ドル、ARKB(Ark 21Shares Bitcoin ETF)に1億570万ドルが流入し、主要銘柄が流入を牽引した。

ETF開始以来の累計純流入額は577億2,900万ドルに拡大している。

イーサリアム(ETH)現物ETFの動向

イーサリアム現物ETFは1億2,750万ドルの純流入を記録し、2日続けて資金が流入した。今回の流入はETHA(Ark 21Shares Ethereum ETF)に集中しており、他の銘柄は横ばいだった。

開始以来の累計純流入額は138億1,700万ドルに到達し、持続的な投資家の関心を裏付ける結果となった。

ソラナ(SOL)現物ステーキングETFの動向

ソラナ現物ステーキングETFは1,830万ドルの純流入となった。新規資金が着実に流入しており、開始以来の累計純流入額は3億3,020万ドルに達している。中長期の投資需要の高さが確認される形となった。


ビットコイン現物ETFの持続的拡大

「Bloomberg(ブルームバーグ)」のETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、ビットコイン現物ETFが第3四半期に78億ドル流入し、年初来では215億ドル、開始以来では570億ドルに到達したと指摘している。

一部では「1兆ドル規模の即時流入」を期待する声もあるが、バルチュナス氏は「現実の成長は二歩進んで一歩下がる形で着実に進んでいる」と強調。ETF市場は持続的な拡大プロセスにあるとの見解を示した。


30日の米国暗号資産市場では、ビットコインとイーサリアムの現物ETFがそろって流入し、ソラナ現物ステーキングETFも資金を呼び込んだ。3銘柄すべてが純流入を記録し、中長期の需要の強さを示している。

ETF市場全体についても、拡大は一気呵成ではなく段階的に進んでいるとの見方が広がっており、足元の資金流入はその持続的成長を裏付ける動きとなった。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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