仮想通貨チャート分析
リップル(XRP):大幅上昇、今後史上最高値更新の可能性示唆
リップルは昨日(15日)の相場で前日比17.79%上昇した。高値は3.2002ドル、安値は2.64901ドルを付け、3ドル台の価格に突入した。現在、価格は3ドル付近を推移している。
日足では、平行チャネル(緑)の¼ラインの明確な上抜けが確認され、非常に強い上昇が発生している。また、直近高値の2.9ドル付近を、実体ベースで大きく上抜けることに成功した。現在価格は2018年1月以来の高値水準を推移している。2018年1月は現在のリップル史上最高値3.317ドルを記録した時期だ。
直近高値を上抜けた現在、史上最高値に到達する可能性が非常に高いと考えられる環境になってきた。史上最高値まで、テクニカル的な抵抗線が確認できず、悪材料となるニュース等がなければこのまま上昇していくことが予想される。平行チャネルの上限値から推測すると、史上最高値を更新した場合4ドル以上の価格に到達する可能性があるだろう。
4時間足では、ほとんど大きな押し目を作らずに、ボリンジャーバンドのアッパーバンド上をバンドウォークするように上昇している。現在ローソク足は、平行チャネルの半値ライン付近を推移している。移動平均線はゴールデンクロスを形成しており、密集から拡散へ向かっていることから、今後上昇していく可能性を示唆している。
ビットコイン(BTC): 10万ドル台回復、下落トレンド抜け出せるか
ビットコイン価格は、昨日の相場で3.41%上昇した。高値は100,711.8ドル、安値は96,380.3ドルをつけ、価格は100,000ドル台に回復した。執筆時は100,000ドルをやや下回り、99,600ドル付近を推移している。
日足では、一昨日95,000ドルの抵抗ラインを上抜けた後も上昇し、昨日の相場で98,000ドルの抵抗ラインの明確な上抜けに成功した。目先の目標としては、まず平行チャネルの明確なブレイク、その次に前回高値である102,800ドル付近の上抜けになりそうだ。前回高嶺の102,800ドル付近を上抜けることに成功すれば、史上最高値の108,410ドル付近到達を目指していく展開になりやすいと推測される。
オシレーター類は、RSIはゴールデンクロスを形成しており、MACDはまもなく陽転しようとしている。
4時間足では、一昨日から昨日の相場にかけて96,000ドルから98,000ドル付近の狭いレンジを形成したが、上にブレイクし上昇を続けた。ローソク足はすべての移動平均線を抜けている状態だ。また短期移動平均線は上向きになり、中期移動平均線と長期移動平均線をもうすぐ上抜けようとしていることが確認できる。移動平均線は密集しており、ゴールデンクロスが形成された段階で、またさらに1段上昇していく展開が予想されるだろう。
イーサリアム(ETH):反発から続伸中、トレンド転換できるか
イーサリアムは、昨日の相場で7%上昇した。高値は3473.75ドル、安値は3186.36ドルをつけた。
日足では、3250ドルや3300ドル付近に意識されていた抵抗線があったが、昨日の相場で明確な上抜けに成功した。一昨日から高値と安値の切り上げが発生しており、現在は直近高値の3700ドル付近を目指している状況だ。3700ドル付近を上抜けた場合、下落トレンドの終わりを示唆することになり、相場の目線は上へと転換する展開が考えられる。
4時間足では、3300ドル付近を明確に上抜けたことで下落トレンドが終了し、上昇を継続している。移動平均線は、昨日の相場で、ローソク足が短期移動平均線と中期移動平均線を上抜け、現在長期移動平均線の上抜けを試している状態だ。一昨日までの相場では、全て移動平均線より下にローソク足が位置していたため、上値が重いことを示唆していたが、その状況を打破しようとする値動きを見せている。目先の目標としては、直近高値の3700ドル付近のブレイクや月足三角持ち合いの上限値の到達になりそうだ。
ソラナ(SOL):月足抵抗線で反発後続伸、今後直近高値ブレイクが鍵
ソラナは、昨日の相場で前日比9.75%上昇した。高値は206.04ドルで安値は185.84ドルをつけた。執筆時現在、価格は200ドル付近を推移している。
日足では、ローソク足は下降平行チャネル(緑)を明確にブレイクし、過去の上昇平行チャネル(赤)に戻ろうとする動きを見せている。価格は1週間ぶりに200ドル台に到達した。200ドル付近は、過去の相場でも心理的節目価格として意識され、抵抗線や支持線として機能した。今後上昇継続した場合でも、200ドルがサポートになって価格を維持することが考えられる。目先の目標は直近高値の220ドル付近の上抜けになりそうだ。
4時間足では、186ドル付近で横ばいが形成されて、レンジを上抜けてから上昇した動きが確認される。ローソク足はすべての移動平均線を上抜け、上値が重い状況を抜け出そうとしている。今日の相場でもこのままの勢いで上昇する場合、再びローソク足は上昇平行チャネルの中で推移を始める可能性がある。しかし、過去の抵抗線や支持線は、その後の相場でもサポートやレジスタンスになりやすいという傾向がある。そのため、平行チャネルの下限線で反発した場合は、186ドルから200ドル付近で狭いレンジを形成する可能性があるだろう。
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:リップル、今後最高値更新に期待高まる 直近強気相場続く【仮想通貨チャート分析】
使用インジケーター
- トレンドライン
- 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
- 水平線
- 最高値or直近高値:ピンク
- 最安値or直近高値:水色
- レジサポライン:紫
- SMA(単純移動平均線)
- 短期(25日):青
- 中期(50日):赤
- 長期(200日):緑
- ボリンジャーバンド
- 30SMA
- 20SMA
使用オシレーター
- MACD、RSI、出来高