- リップル(XRP):日足短期HMA割れで2.7ドル目標、売り優勢継続
- ビットコイン(BTC):1時間足中期HMA上抜けで雲突破、12万ドル試す動き
- イーサリアム(ETH):下降ダウ成立と日足短期HMA割れで3,850ドル目安
- スイ(SUI):日足短期HMA下抜けと下降ダウ成立で2.8ドル視野
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.7ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.84ドル付近を推移している。29日に4時間足長期HMAで上昇を阻まれて以降、方向感のない展開が続いている。
だが、上部には4時間足長期HMA、日足中期HMA、日足一目均衡表雲が位置しており、さらに日足MACDがマイナス圏でデッドクロスの状態にあるため、中長期的には下落優勢の環境と判断できる。このため、今後1時間足レベルで下降トレンドを成立させながら日足短期HMAを下抜けすれば、2.7ドル付近までの短期下落余地が意識される。
中長期的には、29日の短期上昇によって日足レベルの下降ダウ理論が不成立となり、4時間足および日足ボリンジャーバンドが収縮していることから、下落が進んでも2.7〜2.67ドル付近で一旦下げ止まる可能性がある。ただし、日足一目均衡表雲や日足長期HMAを上抜けしない限りは売り圧力が残存しているため、反発が見られても下落再開を想定したシナリオを準備しておくことが重要となる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルでレジサポ転換もしくは上昇のダウ理論が成立
- 日足一目均衡表雲上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近(120,000ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、114,100ドル付近を推移している。昨日は一時的に上昇の勢いが鈍化したものの、日足一目均衡表雲下端付近で下支えされ、横ばいの動きとなっている。
現状、移動平均線と価格の配置からは中長期的な方向感は明確でないが、日足MACDは0ラインを上抜けしようとしており、価格上部には日足一目均衡表雲上端と日足長期HMAしか控えていない。また、日足一目均衡表雲下端付近での反発が確認されている点を踏まえると、現在は4時間足レベルでの押し目形成局面と判断できる。さらに、4時間足ボリンジャーバンドが拡大に転じつつあることも、上昇圧力を示唆する材料となっている。
したがって、今後は1時間足中期HMAを上抜けし、1時間足レベルでレジサポ転換もしくは上昇のダウ理論が成立すれば、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら日足一目均衡表雲を突破し、日足長期HMA付近である120,000ドルを目指す可能性が高いと考えられる。
一方で、日足一目均衡表雲上端や4時間足ボリンジャーバンドが上昇を阻むリスクも残されている。ただし、4時間足長期HMAや日足中期HMA付近の価格帯を明確に下抜けしない限り、依然として上昇の準備段階にあると捉えることができる。仮に今回の上昇に失敗しても、引き続き買い目線を維持し、再度のチャンスを待つ展開になるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(3,850ドル付近)
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,145ドル付近を推移している。昨日から4時間足長期HMAと日足一目均衡表雲下端の間で推移しており、短期的には方向感の乏しい状態が続いている。
しかし、日足チャートの構図から判断すると下降トレンドの押し目形成局面にあると見られ、依然として下落優勢と考えられる。そのため、今後1時間足レベルで下降トレンドが成立し、日足短期HMAを明確に下抜けする場合には、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近である3,850ドル付近までの下落が視野に入る。
さらに中長期的には、3,850ドルを下抜けして直近安値を更新するかが焦点となる。3,850ドルには4時間足および日足のボリンジャーバンドロワーバンドが重なっており、強いサポートとして意識されやすい。しかし、もしこの水準を割り込む展開となれば売り圧力が一段と強まり、3,350ドル付近までの下落を目標とするシナリオも現実味を帯びてくるだろう。
スイ(SUI)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 4時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.8ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足で確認できる直近高値
スイ(SUI)は現在、3.27ドル付近を推移している。9月25日に日足レベルで安値を更新して以降、4時間足レベルでは下落圧を減少させながら、現在は日足中期HMAと日足短期HMAの間での推移となっている。現状は4時間足レベルで方向感に乏しいが、日足レベルでは高値切り下げと安値更新を継続しており、移動平均線の配置からも下落優勢と判断できる。
したがって、今後日足短期HMAを明確に下抜けし、4時間足レベルで下降のダウ理論が成立すれば、短中期的には2.8ドル付近までの下落が視野に入るだろう。
一方で、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが3.05ドル付近にスクイーズして控えているため、エクスパンションを伴わなければ同水準で一旦下げ止まる可能性もある。ただし、その場合でも日足レベルの下落優勢は変わらないため、反発を挟んだ後の再下落に備える戦略が有効と考える。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7