- リップル(XRP):1時間足中期HMAからの戻り売り、2.73ドル付近が焦点
- ビットコイン(BTC):日足短期HMA上抜けできず、107,450ドルまで下落視野
- イーサリアム(ETH):1時間足中期HMA割れで下降再開、4,065ドル目標
- ソラナ(SOL):4時間足雲下抜けで177.5ドルまでの下落を警戒
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近で押し目形成後1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.88ドル付近を推移している。昨日は1時間足長期HMAで上値を抑えられ、その後下落へ転じ、日足短期HMAを下抜けした。さらに下落は進み、日足一目均衡表雲下端および日足長期HMA付近まで価格を押し下げている。
現状、日足短期HMAを下抜けしているため、短期的には下落優勢のチャート形状である。今後1時間足中期HMA付近で押し目を形成した後に1時間足短期HMAを下抜けすれば、下落が再開し、日足長期HMA付近までの下値を試す展開となる可能性が高い。短期ショートはこの局面でのエントリーが有効と考えられる。
長期的には、日足長期HMA付近での攻防が重要局面となる。ここを明確に下抜けした場合、日足レベルで下降トレンドが開始され、さらに深い下落が進行する可能性がある。一方で、長期HMAで支えられる形となれば、日足中期HMAを上限とし、長期HMAを下限としたレンジ相場に移行する公算が大きい。その場合は明確な方向感が出にくく、抜けるまでは持ち合いの様相を呈するだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近で押し目形成
- 4時間足、日足ボリンジャーバンドのエクスパンションを誘発しながら下落
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 107,450ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、109,800ドル付近を推移している。昨日は1時間足長期HMAを起点に下落を開始し、日足一目均衡表雲下端で一時反発したものの再度大きく下落した。前日安値を割り込み、一時は109,000ドルを下抜けたが、日足ボリンジャーバンドロワーバンド付近で下げ止まり小反発している。
現状4時間足および日足のボリンジャーバンドはまだ明確なエクスパンションに至っていないため、現在価格帯が一端の下限と推測できる。ただし日足ベースで直近安値を更新し、一目均衡表雲を下抜けしている点から売り圧は依然強いと判断する。よって今後、1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近で押し目を形成した場合、そこから下落再開し、4時間足・日足のバンド拡張を伴えば107,450ドル付近までの下落が視野に入る。エントリーは1時間足で下降トレンドが確認された局面でのショートが妥当である。
長期的視点では日足中期HMAがまだ下降波を形成しておらず、大規模な下落には時間を要する可能性がある。ただし日足一目均衡表雲や長期HMAを上抜けできない限りは上値の重い展開が続く見込みであり、日足中期HMAが下降基調に転じた段階では中期目線でのショートを優先するのが適切と考える。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜けしない状態で4時間足一目均衡表雲を下抜け
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立しながら1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,065ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,400ドル付近を推移している。昨日は史上最高値を更新した後に急落へ転じ、直前の上昇を否定するような勢いで下落した。その結果、価格は4時間足一目均衡表雲内へ突入し、短期的な上昇基調が崩れている。
現状、日足短期HMAの波形からは中期的な上昇トレンドが終了した可能性が示唆される。今後、日足短期HMAあるいは1時間足長期HMAを上抜けできない状態で推移し、さらに4時間足一目均衡表雲を下抜けした場合、1時間足での下降トレンド成立を伴って短中期的には4,065ドル付近までの下落が視野に入るだろう。エントリーは1時間足中期HMA割れを確認してからのショートが妥当である。
長期的には、依然として日足長期HMAの上に位置しているため、完全に買い優勢が崩れたとは言い切れない。よって急反発のリスクも残されている点に注意が必要である。日足長期HMAを明確に下抜けするまでは、反発による戻り局面も考慮しながら慎重にポジションを管理する必要がある。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら4時間足一目均衡表雲を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 177.5ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、187ドル付近を推移している。昨日は直近高値を更新した後に反落し、各移動平均線を下抜けしながら下落した。その結果、価格は4時間足一目均衡表雲下端付近に位置しており、短期的な反発余地を残しつつも弱含みの展開となっている。
現状、日足および4時間足のダウ理論では上昇基調が完全に崩れていないが、4時間足長期HMAを下抜けしている点から短・中期的には下落優勢といえる。今後1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら4時間足一目均衡表雲を下抜けした場合、177.5ドル付近までの下落が有力視される。エントリーは雲下抜けとトレンド転換の確認を条件にしたショートが妥当である。
長期的には175ドル付近での攻防が焦点となる。この水準を明確に下抜けすれば上昇トレンド終了のシグナルとなり、売り圧力が増大する可能性が高い。その場合、日足一目均衡表雲を割り込み、156ドル付近までの下落シナリオも想定しておく必要があるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7