- リップル(XRP):3.000ドル下抜けが焦点、2.665ドルへの調整に警戒
- ビットコイン(BTC):日足中期HMA反発で再度123,340ドルを目指す流れとなるか
- イーサリアム(ETH):3,860ドル上抜けでトレンド再開、4,100ドル目標の展開も視野
- ソラナ(SOL):4時間足長期HMA割れ、日足中期HMAを試す展開に注目
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 3,000ドル及び日足中期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降の押し目を形成
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.665ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、3.07ドル付近を推移している。昨日は3.0ドル付近でいったん反発を見せたが、上値は限定的となり、再度下落方向への値動きに転じている。
現状では短期的な下落トレンドはやや鈍化しているものの、4時間足では一目均衡表雲をすでに下抜けしており、また4時間足および日足のMACDもともに下落傾向を示している。このことから、目先は3.0ドルと日足中期HMAのサポートラインを割り込むような展開も想定しておく必要がある。
具体的な戦略としては、3.0ドルおよび日足中期HMAを下抜けした後、1時間足で下降トレンドに沿った押し目を形成したタイミングがショートエントリーの候補となる。利確目安は2.665ドル付近を意識したい。
一方で、現在の価格帯直下には4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが控えており、この水準で反発しやすい環境にあることも事実である。そのため、現状では無理なエントリーは避け、ブレイクの有無を見極めたうえで確実なタイミングを狙いたい局面である。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 123,340ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、117,290ドル付近を推移している。昨日は日足短期HMAを上抜ける動きを試みたものの失敗に終わっており、このラインは2度目の反発となった。この値動きから日足短期HMAは強い上昇抵抗帯として機能していると推測できるため、このラインの上抜けが上昇へ転換するためには必要と判断できる状態だ。
現在は日足短期HMAでの反落を受けて短期的な下落局面にあるが、注目すべきは日足中期HMAでのサポートである。このラインで価格が支えられれば、再び日足短期HMAの上抜けを試す展開が見込まれる。日足レベルでの上昇トレンド継続の可否が、このポイントでの反応にかかっているといえる。
ロング戦略を取る場合は、日足中期HMAで反発した上で、日足短期HMAを上抜け、さらに1時間足で上昇のダウ理論が成立した場面が好機となる。その際、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドのエクスパンションが伴えば、上昇圧力はより強まる見通しだ。上値ターゲットは123,340ドル付近を想定。
一方で、日足中期HMAを明確に下抜けた場合は下落シナリオへの転換も想定されるため、リスク管理を重視した戦略構築が求められる局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足レベルで上昇トレンドを形成しながら日足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,000ドルから4,100ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足レベルでの直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、3,680ドル付近を推移している。昨日の下落で一時3,500ドル付近まで値を下げたものの、そこから反発し、現在は4時間足一目均衡表雲に支えられる形で価格を維持している。
現状、中期的な上昇トレンドが明確に再開したとはまだ言い難いが、4時間足の一目均衡表雲および4時間足長期HMAがサポートとして意識されている限りは、上昇目線を維持できる状況にある。今後の展開としては、価格が日足短期HMAと直近高値である3,860ドル付近を明確に上抜けできるかが焦点となる。
この条件がそろえば、4時間足レベルでの上昇トレンド形成が明確化し、中期目線でのロングエントリーが検討できる局面となる。その際、ターゲットは節目である4,000ドルから4,100ドル付近を見込むことができる。
なお、現在の価格帯は、日足で見ても調整波の可能性が高く、強いサポートの上での反発が確認されれば、長期的には史上最高値の更新も視野に入ってくるだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで押し目形成後1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 168.5ドル付近もしくは日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直上
ソラナ(SOL)は現在、176.7ドル付近を推移している。短期的には下落基調が続いており、昨日は4時間足長期HMAで反発を見せたものの、その後押し目を形成し、現在は同ラインを明確に下抜けしている。
この4時間足長期HMAの下抜けにより、下落圧力は一段と高まったと見られる。今後、同ラインを再び上抜けしないまま1時間足で押し目を形成し、その後1時間足短期HMAを下抜ける動きとなれば、短期的には168.5ドル付近、あるいは日足中期HMA付近までの下落が視野に入るだろう。
戦略としては、1時間足での下降押し目形成とHMA下抜けをトリガーに、ショートエントリーを狙う局面と判断できる。利確目標は直近のサポートゾーンである168.5ドル付近、または日足中期HMA周辺が目安となる。
一方で、日足レベルでは引き続き上昇トレンド中の押し目形成と解釈できる構図でもあるため、168.5ドルや日足中期HMA付近で価格が下げ止まるようであれば、そこから再び上昇トレンドが再開する可能性も考慮したいタイミングである。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7