- リップル(XRP):短期調整進行中、3.665ドル突破が上昇トレンド再開の分岐点
- ビットコイン(BTC):押し目形成から日足短期HMAを上抜ければ123,340ドル再トライへ
- イーサリアム(ETH):日足短期HMA下抜けで買われすぎ調整、3,500ドルを目指す可能性
- ソラナ(SOL):押し目形成からの反発に注目、220ドル狙いも急落リスクに警戒
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 現在価格
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3.4ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
リップル(XRP)は現在、3.50ドル付近を推移している。昨日、日足短期HMAを下抜けたことで短期的に下落の流れとなっており、現在は押し目を経て再び下落に向かっている段階だ。
この動きは短期的には3.4ドル付近を目標とする調整と捉えることができ、現在水準からのショートエントリーは有効と判断される。損切りの目安は、1時間足中期HMAを明確に上抜けた場合が適切だろう。
長期的には、今回の下落は上昇トレンド中の一時的な押し目形成と捉えることができる。HMA群は4時間足・日足ともに上向きの配置となっており、トレンドの構造自体は崩れていない。しかし、価格上部の移動平均線の配置から、恐らく最高値である3.665ドルライン突破が上昇トレンド再開とみなすことができるラインになると推測する。
なお、仮に3.4ドルを割り込み、4時間足長期HMAも下抜けるようであれば、上昇目線そのものは維持されつつも、調整局面が中長期化する可能性がある点には注意が必要だ。現状は複数のシナリオを視野に入れ、柔軟な対応が求められる局面といえる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで押し目形成しながら日足短期HMAを上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 123,340ドル
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、119,600ドル付近を推移している。昨日、短期的な上昇に転じたが、現状では日足短期HMAに止められている状況だ。
現在、日足短期HMAの直上には4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが控えているが、このバンドは非常に狭いスクイーズとなっており、上昇の力を貯めていると判断できる。そのため、今後は1時間足レベルで押し目を形成しながら日足短期HMAを上抜けし、あわせて4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションが発生すれば、最高値である123,340ドルを再度目標とする動きが想定される。
長期的にも日足HMAを明確に上抜けて推移すれば、上昇再開とみなすことができ、123,340ドル突破も十分に視野に入る展開となるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,500ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
イーサリアム(ETH)は現在、3,740ドル付近を推移している。昨日は一時的に反発するかに見えたが、その後失速し、現在は日足ボリンジャーバンドの内部へと戻っている。加えて、日足短期HMAも下抜けしており、日足レベルでの買われすぎを調整する動きと判断される。
このような状況では、短期的に戻りを挟みながらの下落が継続する可能性があり、現在のわずかな戻しから転じて1時間足中期HMAを下抜けたタイミングは、ショートエントリーの検討ポイントとなる。下落の目安としては3,500ドル付近が意識される。
なお、今回の下落が4時間足長期HMAや日足中期HMA付近で止まった場合は、中長期的な調整波と捉えることができる。その場合、価格は一段階調整された形で再び上昇の流れに乗る可能性があり、特に日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが依然として上方向に拡大している点を踏まえると、4,100ドル付近までの上昇余地は残されていると見てよいだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近を起点に上昇に転じる
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 220ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
ソラナ(SOL)は現在、201ドル付近を推移している。昨日は短期的な上昇となり、直近高値である205ドルを一時的に突破する場面があった。しかし、1時間足MACDの推移からは上昇圧力の鈍化が見られ、現状の価格帯からさらに上昇するためには、一旦の調整と押し目形成が必要と判断される。
今後は、1時間足長期HMA付近までの下落で押し目を形成し、1時間足中期HMAを上抜ける展開となれば、再度買い優勢の状況に転じ、220ドル付近を目標とした上昇が期待できる。ただし、このロングは短期目線に限定され、現状ではややリスクの高いタイミングといえる。
というのも、現在の価格は日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを明確に上抜けており、買われすぎの状態にある。たとえ上昇が一時的に再開したとしても、急落のリスクを十分に織り込んだ上でのエントリー判断が求められる。また、1時間足中期HMAを上抜けできず、逆に1時間足長期HMAをも下抜けるような動きとなった場合は、買われすぎの調整局面に移行する可能性が高いため、柔軟な対応が求められる局面といえる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7