- リップル(XRP):史上最高値3.665ドルを更新、ファンダ要因あれば押し目からロングも
- ビットコイン(BTC):押し目形成から中期ロング、目標は123,340ドル付近
- イーサリアム(ETH):短期急騰で過熱感あり、押し目形成なら3,750ドルを狙う展開も
- ソラナ(SOL):180ドル台を突破、187ドルのレジスタンス超えが鍵に
リップル(XRP)チャート分析|史上最高値更新



- エントリー方向:ロング(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜けし押し目形成
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1時間足で確認できる直近高値、もしくは1時間足短期HMAを1時間足レベルで下抜け
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
リップル(XRP)は執筆現在、3.62ドル付近を推移している。昨日、直近高値を更新後も1時間足レベルで押し目を形成しながら上昇を継続し、3.4ドルの過去最高値を突破。現時点では史上最高値を更新し、3.665ドル付近まで上昇している。
現状、テクニカル分析的には買われすぎの状態にあるが、ファンダメンタルズを含めた市場の過熱感が継続する場合は、さらに高値を更新する可能性が残されている。しかし、現段階でロングエントリーを検討するには、少なくとも1時間足中期HMAを下抜けして押し目を形成するプロセスが必要であり、それを経てからの再上昇が望ましいと判断される。
テクニカル分析的には、まず1時間足中期HMAを一度下抜けし、そこから再び同水準を上抜けしてくるような展開になった場合、1時間足で確認できる直近高値、もしくは1時間足短期HMAを1時間足レベルで明確に下抜けるまではロングで追随する戦略も選択肢として考えられる。ただし、このような値動きはすでに日足レベルで買われすぎと判断される局面でのエントリーであるため、テクニカル以外の上昇根拠(ファンダメンタルズ要素)を伴う判断が必須となる。
よりリスクを抑えたトレードを狙うのであれば、一旦価格が日足ボリンジャーバンドアッパーバンド内に戻り、4時間足中期HMA付近での押し目形成を待ってからのエントリーが理想的である。このようなパターンであれば、過熱感が落ち着いた後の再上昇が期待でき、より高い確度で次の高値更新を狙える展開となるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを上限に4時間足長期HMA付近まで横ばい、もしくは下落
- 4時間足長期HMA付近で上昇に転じ1時間足長期HMAを上抜け
- 1時間足中期HMAを起点に押し目を形成し上昇
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドから123,340ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、120,160ドル付近を推移している。昨日は短期的な上昇局面となったものの、1時間足長期HMAおよび日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近で反落を受け、失速。現在は1時間足中期HMAに支えられるような形で推移している。
短期的には、上昇余地が限られる位置に日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが控えており、積極的に上値を追いにくい状況だ。ただし、1時間足中期HMAが上向きに転じており、1時間足長期HMAを超えることができれば、1時間足中期HMAを下支えにして値動きの上下を繰り返しながらも、じわじわと上昇していく可能性がある。
しかし、理想的な展開としては、1時間足長期HMAを上限とした値動きを継続しつつ、4時間足長期HMA付近までの調整を挟み、その後再び上昇転換して1時間足長期HMAを上抜けする形だ。このシナリオが成立すれば、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドから123,340ドル付近までの上昇が視野に入る。
長期目線では、4時間足ボリンジャーバンドが収縮してきており、これは次のトレンド発生に向けた「再上昇の準備局面」と捉えることができる。ただし現時点では、上昇余地が限られた価格帯での推移が続いているため、値動きに飛びつくのではなく、一旦押し目水準での反転を待ってからエントリーする戦略が最も合理的である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近で押し目形成
- 1時間足中期HMAが上昇の波を形成
- 1時間足レベルで上昇トレンドを形成しながら1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,750ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、3,600ドル付近を推移している。短期的には一時上昇圧力が減少していると見られていたが、昨日夜に3,390ドル付近で反発し、今朝9時頃から急騰。3,500ドルを突破し、現在も高値圏での推移が続いている。
現状、日足および4時間足のボリンジャーバンドアッパーバンドを大きく上抜けしており、テクニカル的には過熱感が強く、押し目形成を待ちたい場面である。ただし、市場全体に期待買いが広がっている状況が続く場合には、深い押しを形成せずに浅い押し目から再び上昇し、日足で確認できるサポート帯である3,750ドル付近まで到達する可能性も十分に考えられる。
テクニカル分析的には、7月9日ごろから始まった現在までの上昇トレンドにおける値動きの傾向を参考にすると、1時間足長期HMA付近までの下落を経て、1時間足中期HMAが上昇の波を描き、1時間足レベルでトレンドを再構築した場合には、再び3,750ドル付近を目指す動きが見られるかもしれない。ただし、現状はすでに日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを上抜けしている状態であり、リスクを許容できる環境にあることがエントリーの前提条件となる。
中長期的に確実性の高い上昇局面を狙うのであれば、一旦日足ボリンジャーバンド内へ回帰し、4時間足長期HMAや日足中期HMA付近からの再上昇を捉える形が望ましい。いずれにしても、現状はテクニカル分析単体では判断が難しく、ファンダメンタルズを含めた上昇要因に対して確信を持てるトレーダーのみが対応すべき局面だと考えられる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを下抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立したポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足ボリンジャーバンドアッパーバンド
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、180.2ドル付近を推移している。本日に入り、これまでのレンジ上限であった168ドル付近を上抜けると一気に上昇が加速し、180ドル台を突破する展開となった。依然として上昇の勢いは継続している。
現在の値動きは、4時間足および日足のボリンジャーバンドを大きく突き抜ける強い上昇局面にあり、特に両時間足ともバンドがエクスパンションを開始していることから、マーケット全体に強い買い圧がかかっていると判断できる。過熱感がある状況ではあるものの、ファンダメンタルズ的な強材料が伴っているのであれば、1時間足短期HMAが上昇波を形成している間は、比較的浅い押し目からロングを狙う選択も許容される局面だろう。
一方で、テクニカル分析的には、現在の加熱状態が一度落ち着いた後に、価格が日足ボリンジャーバンド内へ戻り、その後1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立するタイミングをエントリーポイントとするのが有効と考える。その際は、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが再び上値の目安となる。
中長期的には、187ドル〜185ドルの直近高値ゾーンが重要なレジスタンスとして意識される可能性が高く、価格がこのゾーンを突破した後の押し目は注目ポイントとなる。特にその際、4時間足長期HMA付近までの調整から再上昇するような形となれば、大きな値幅を狙えるチャンスが生まれるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7