- リップル(XRP):2.9ドルで上昇一服、短期的調整入りの兆し
- ビットコイン(BTC):買われすぎ続く中、1時間足雲割れで短期下落の兆し
- イーサリアム(ETH):3,000ドルの壁に跳ね返され、下落再開に注意
- ソラナ(SOL):日足雲上抜け、170ドル突破なら次は179ドルへ
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在(14日12時)、2.86ドル付近を推移している。昨日は2.66ドルを下支えに反発し上昇を見せたが、2.9ドルの節目で再び上値を抑えられ、短期的な天井感が見え始めている。
直近では1時間足長期HMA付近で一度反発し、わずかに持ち直しているが、4時間足MACDは依然として下落の勢いを示しており、調整局面が継続していることを示唆している。加えて、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを価格が突き抜けた状態で推移していることから、短期的だけでなく長期的にも買われすぎ水準に達していると判断できる。
こうした背景を踏まえると、今後の戦略としては1時間足一目均衡表雲を明確に下抜けし、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立したタイミングでのショートエントリーが有効となる。その場合、ターゲットは4時間足長期HMAが位置する2.48ドル付近が妥当と考えられ、下落余地は十分にあると言える。損切りは、エントリー時点での直近高値を上抜けた場合に設定する。
中期的には、仮に2.48ドルで下げ止まり、4時間足長期HMAを下回らない展開となった場合には、再度日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを目指す上昇局面への転換が見込まれる。よって、短期的な売りに備えると同時に、中長期の反発シナリオにも準備しておくべきだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、119,180ドル付近を推移している。11日に高値を更新した後は一時的な横ばいが続いていたが、13日夜には1時間足一目均衡表雲を下支えに再び上昇に転じ、1時間足中期HMAを明確に上抜けた。これにより、短期的な押し目形成からの上昇基調が強まっている状況である。
しかしながら、現在の価格は日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを突き抜けており、テクニカル的には「買われすぎ」と判断される領域に入っている。加えて、4時間足および1時間足のMACDがいずれもゴールデンクロス未達であることから、上昇圧力は限定的であり、ファンダメンタルズ要因による短期的な強気相場である可能性が高い。
こうした状況から、安全にトレードするのであれば、今後価格が日足ボリンジャーバンド内に戻り、1時間足一目均衡表雲を下抜け、かつ1時間足レベルでの下降のダウ理論が成立したタイミングで、ショートを狙う戦略が有効と考えられる。その場合、利確目安は4時間足長期HMAが位置する111,600ドル付近が現実的なターゲットとなるだろう。
なお、中期から長期の視点では、仮に価格が4時間足長期HMAで下支えされるようであれば、押し目を経て再び12万ドルの節目を目指す可能性も否定できない。短期下落には注視が必要だが、全体の上昇トレンドは依然として崩れていないため、反発シナリオにも注意しておきたい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,760ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、2,970ドル付近を推移している。前日には1時間足レベルで押し目形成後に一時上昇を試みたが、心理的節目である3,000ドル付近で上値を抑えられ、再び売り圧力が強まる形となっている。
現状では、1時間足一目均衡表雲が下支えとして機能しており、雲下端を起点とした攻防が続いているが、MACDでは1時間足・4時間足ともに下落圧を示唆しており、買いの勢いはやや弱まっているといえる。そのため、今後1時間足一目均衡表雲を下抜けし、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合には、短期的な下落トレンド入りの可能性が高まる。
この場合、下落の目安としては2,760ドル付近が有力視される。ちょうど4時間足長期HMAがこの水準に重なっており、複数のテクニカルサポートが重なる価格帯として意識されやすい。損切りはエントリー時点での直近高値を基準に設定するのが望ましい。
中長期では、2,760ドルで下げ止まり、反発を見せた場合には、4時間足長期HMAを維持する限り上昇トレンドが継続する可能性がある。その際には、3,000ドルを明確に突破し、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが存在する3,040ドル付近までの上昇が視野に入るだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足MACDがゴールデンクロス
- 1時間足長期HMAを割らない状態で1時間足短期HMAを起点に上昇の値動きが確定
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(170ドルから171ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、165ドル付近を推移している。昨日は159ドル〜158ドル付近から反発し、短期的な上昇局面を見せた。これにより、1時間足長期HMAおよび日足一目均衡表雲上端を上抜ける形となり、テクニカル的には買い優勢な状態へと移行している。
ただし、現時点では4時間足MACDがゴールデンクロスに至っておらず、強気転換が完全に確定したとはいえない。そのため、ここからロングを狙う場合は慎重な判断が必要である。今後、4時間足MACDがゴールデンクロスを形成し、1時間足長期HMAを下回らない状態で1時間足短期HMAを起点に再び上昇する動きが確認できれば、トレンド継続とみなして押し目買いが有効となる。
その際の上昇ターゲットとしては、直近高値の突破に加え、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが位置する170ドル〜171ドル付近が第一目標となる。損切りは、エントリータイミングにおける直近安値を基準に設定したい。
上記のような値動きが確定すれば、4時間足レベルで上昇トレンドが成立するため、次の意識される節目である179ドル付近までの上昇を目標とすることができるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7