ビットコイン反発、買い戻し局面での焦点は108,000ドル超──テクニカル的には「条件付き上昇」【仮想通貨チャート分析】BTC、ETH、XRP、SOL

JinaCoin編集部
29 Min Read
本日の分析ポイント
  • ビットコイン(BTC):押し目形成から上昇再開なるか、雲上抜けに注目
  • イーサリアム(ETH):中期的に売り優勢、2,100ドルがターゲット
  • リップル(XRP):戻り売りを狙う展開、1.90ドルが次の焦点
  • ソラナ(SOL):反発後も戻り売り警戒、123ドルが節目
口座開設ボーナス15,000円&初回入金120%ボーナス
ビットコインのスプレッド世界一👑

ビットコイン(BTC)チャート分析

ビットコイン(BTC)-日足チャート分析-2025年6月24日
ビットコイン日足チャート 2025年6月24日
ビットコイン(BTC)-4時間足チャート分析-2025年6月24日
ビットコイン4時間足チャート 2025年6月24日
ビットコイン(BTC)-1時間足チャート分析-2025年6月24日
ビットコイン1時間足チャート 2025年6月24日
本日のエントリーポイント
  • エントリー方向:ロング(短・中期目線)
  • エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
    • 1時間足中期HMA付近で押し目形成後4時間足一目均衡表雲を上抜け
  • 利確目安:(チャート上Ⓑ)
    • 日足中期HMA付近
  • 損切り目安:
    • 4時間足一目均衡表雲上端の直下

ビットコイン(BTC)は現在、105,100ドル付近を推移している。前日まで続いた調整ムードを経て、本日は日足長期HMAで反発する形となり、上昇に転じた。加えて、イランとイスラエルの間に停戦報道が流れたことがリスクオン要因として意識され、急速な買戻しが入り、4時間足長期HMAも上抜けした。これにより、短期的な下落トレンドは一旦回避されたと見られる。

現在、価格は4時間足一目均衡表雲に接近しており、この雲の上端が抵抗帯として機能している可能性が高い。まだ日足一目均衡表雲上端を明確に突破できていないため、明確な上昇トレンド転換と判断するには時期尚早である。だが、1時間足中期HMAが価格に近づき、押し目を形成したのちに4時間足一目均衡表雲を上抜けできれば、次の上値ターゲットとして日足中期HMA付近(108,000~109,000ドル)が意識されるだろう。

仮に日足中期HMA付近まで上昇した場合、その後の焦点は同ラインを明確に上抜けられるかどうかに移る。現在、4時間足ボリンジャーバンドがその付近に控えており、かつ日足ボリンジャーバンドも収縮傾向にある。これにより、日足中期HMA付近で再び売り圧力が強まることが想定されるため、ここを超えるには明確なファンダメンタルズ要因や買い材料が必要となる。だが、これを突破できれば、年初来高値である112,000ドル超えも十分に射程圏内となるだろう。

イーサリアム(ETH)チャート分析

イーサリアム(ETH)-日足チャート分析-2025年6月24日
イーサリアム日足チャート 2025年6月24日
イーサリアム(ETH)-4時間足チャート分析-2025年6月24日
イーサリアム4時間足チャート 2025年6月24日
イーサリアム(ETH)-1時間足チャート分析-2025年6月24日
イーサリアム1時間足チャート 2025年6月24日
本日のエントリーポイント
  • エントリー方向:ショート(中期目線、非推奨)
  • エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
    • 1時間足長期HMAを下抜け
    • 1時間足レベルでダウ理論が成立
  • 利確目安:(チャート上Ⓑ)
    • 2,100ドル付近
  • 損切り目安:
    • エントリー時点での直近高値

イーサリアム(ETH)は現在、2,400ドル付近を推移している。本日早朝には1時間足長期HMAを上抜け、短期的な上昇の値動きを見せた。これにより、日足短期HMAも上抜けているものの、現状は日足一目均衡表雲の上端、および2,440ドルから2,460ドルの価格帯が強い抵抗帯として意識されており、上値を抑えられている。

この短期的上昇により、急激な下落リスクはやや後退したと見られるが、4時間足一目均衡表雲と4時間足長期HMAが依然として上値を圧迫している構図である。また、日足MACDはマイナス圏を推移しており、中期的には売り圧力が継続している状況と言える。よって、下落方向への警戒感は依然として必要だ。

今後、1時間足長期HMAを明確に下抜け、ダウ理論の下降トレンドが成立した場合、再び下落局面へ移行する可能性が高くなる。この場合、目先の下値目標は2,100ドル付近となる。なお、ショートエントリーを狙う場合は、直近高値を明確に上抜けた際は損切りを徹底したい。

長期的な視点でも、下落トレンドが続く見通しであり、仮に2,100ドルを下抜けした場合は、次の注目ポイントとして日足長期HMA付近の攻防が意識される展開となるだろう。

リップル(XRP)チャート分析

リップル(XRP)-日足チャート分析-2025年6月24日
リップル日足チャート 2025年6月24日
リップル(XRP)-4時間足チャート分析-2025年6月24日
リップル4時間足チャート 2025年6月24日
リップル(XRP)-1時間足チャート分析-2025年6月24日
リップル1時間足チャート 2025年6月24日
本日のエントリーポイント
  • エントリー方向:ショート(中期目線)
  • エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
    • 1時間足長期HMA及び1時間足一目均衡表雲を下抜け
    • 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
  • 利確目安:(チャート上Ⓑ)
    • 日足ボリンジャーバンドロワーバンドから1.9ドル付近
  • 損切り目安:
    • エントリー時点での直近高値

リップル(XRP)は現在、2.130ドル付近を推移している。朝方には短期的な上昇を見せ、4時間足長期HMAを上抜けする展開となった。この動きにより、直近の下落圧力はやや和らいだように見える。

しかしながら、現在価格の上部には4時間足一目均衡表雲、日足一目均衡表雲、そして日足中期HMAが控えており、これらが強い上値抵抗帯として機能していることから、中期的な下落トレンドが依然継続していると見るのが妥当である。

今後の展開としては、1時間足長期HMAおよび1時間足一目均衡表雲を下抜けし、さらに1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合、売りエントリーが有効となる。目先の下値ターゲットは日足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(1.90ドル近辺)が意識されるだろう。

さらに長期的には、もし1.90ドルを明確に下抜けした場合、次の支持帯は1.70ドルから1.60ドルとなる。現状、日足MACDはゼロラインを下回っており、上昇トレンドへの転換シグナルは見られないため、戻り売り優勢の展開が続く可能性が高い。

ソラナ(SOL)チャート分析

ソラナ(SOL)-日足チャート分析-2025年6月24日
ソラナ日足チャート 2025年6月24日
ソラナ(SOL)-4時間足チャート分析-2025年6月24日
ソラナ4時間足チャート 2025年6月24日
ソラナ(SOL)-1時間足チャート分析-2025年6月24日
ソラナ1時間足チャート 2025年6月24日
本日のエントリーポイント
  • エントリー方向:ショート(中期目線)
  • エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
    • 1時間足長期HMAと1時間足一目均衡表雲を下抜けしつつ1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
  • 利確目安:(チャート上Ⓑ)
    • 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドから123ドル付近
  • 損切り目安:
    • 1時間足長期HMA直上もしくは直近高値

ソラナ(SOL)は現在、143.30ドル付近を推移している。本日早朝には短期的な買いが入り、4時間足長期HMAを上抜けする展開となったが、上昇は日足一目均衡表雲に阻まれ、頭打ちの状態となっている。現在は方向感の乏しい展開に移行しつつある。

直上には4時間足および日足の一目均衡表雲、さらには日足中期HMAが控えており、これらのレジスタンス帯が上値を重くしている。また、日足MACDは依然としてマイナス圏にあり、中期的な下落トレンドから脱したとは言い難い状況である。

今後のシナリオとして、1時間足長期HMAおよび一目均衡表雲を下抜けし、さらに1時間足ベースで下降のダウ理論が成立した場合、売りエントリーの根拠が揃う。その際は、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置する123ドル付近までの下落が想定される。

上記シナリオが成立した場合、中長期的な下落圧力が再燃し、次のターゲットとしては95ドル付近までの下落も視野に入るだろう。全体として、戻り売りに優位性がある局面と言える。

関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:ビットコイン、10万ドル攻防戦──売り優勢で下落再開の兆し【仮想通貨チャート分析】BTC、ETH、XRP、SOL

チャート設定(使用インジケーター一覧)
  • ハル移動平均線
    • 20EMA:ピンク(短期HMA)
    • 80EMA:水色(中期HMA)
    • 320EMA:緑(長期HMA)
  • ボリンジャーバンド
    • 1時間足:期間200、偏差2.5
    • 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
  • 一目均衡表(雲のみ表示)
    • 転換線:9
    • 基準線:26
    • 先行スパン:52
  • ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
    • 短期EMA:9
    • 長期EMA:17
    • シグナル:7

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

Share This Article
JinaCoin編集部です。JinaCoinは、株式会社jaybeが運営する仮想通貨情報専門メディアです。 正確性・信頼性・独立性を担保するため編集ガイドラインに沿って、コンテンツ制作を行なっています。 一般社団法人 ブロックチェーン推進協会所属
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA