- ビットコイン(BTC):93,000ドル割れから反発、長期HMA上抜けで10万ドル視野
- イーサリアム(ETH):反発も日足雲内で方向感欠く、短期ロングは慎重に
- リップル(XRP):2.3ドル付近で反発なら2.5ドルまでの上昇に期待
- ソラナ(SOL):押し目固め継続中、短期HMA上抜けなら180ドルも
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMA付近で日足長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立しつつ日足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足ボリンジャーバンドアッパーバンド、もしくは100,000ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は、4月30日に発表された米国の第1四半期GDP速報値が3年ぶりのマイナス成長となった影響で、一時93,000ドルまで下落した。しかし、その後は4時間足一目均衡表雲に支えられる形で反発し、再び上昇に転じている。
現在のチャート構造では、日足長期HMAが上値を抑えるレジスタンスとなっているが、価格は4時間足一目均衡表雲に支えられつつ、上方へのブレイクを狙う展開となっている。今後、価格が4時間足長期HMA付近で日足長期HMAを上抜け、1時間足レベルで上昇トレンドが明確になれば、ロングエントリーの有力なタイミングとなる。
利確の目安は100,000ドル付近、または日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを想定し、損切りはエントリー時点での直近安値で設定するのが適切だろう。
なお、米経済への不安感が一段と高まった場合は、4時間足長期HMAを明確に下抜けるリスクも考慮すべきであり、その場合は92,000ドル付近を下限とする新たなレンジ相場への移行に注意したい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線・非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1,750ドル付近で反発を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1,850ドル付近
- 損切り目安:
- 1,750ドル直下
イーサリアム(ETH)は、4月30日の米国GDP速報値(前期比年率0.3%減)による一時的な下落を経て、4時間足一目均衡表雲に支えられながら反発を見せている。日足では依然として上昇基調を維持しており、中長期的にはポジティブな地合いといえる。
しかし現状、日足レベルの上昇基調は維持されているものの、日足中期HMAや4時間足長期HMAと価格との乖離が大きく、日足ベースでの力強い上昇再開にはやや時間を要する局面といえる。そのため、価格は4時間足一目均衡表雲に支えられつつも、1,850ドル付近がレジスタンスとなり、当面は横ばい推移が続く可能性が高い。
直近では、1,750ドル付近までの押しで反発が確認できれば、短期的に1,850ドル付近までの上昇を狙うロングエントリーも選択肢となる。ただし、日足一目均衡表雲に価格が突入しており、4時間足レベルでの方向感が明確でないため、積極的なエントリーは非推奨と言える相場だ。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAと日足短期HMAが交差する付近で2.3ドル、日足一目均衡表雲を上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.5ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値、もしくは2.3ドル直下
リップル(XRP)は、4月30日の米国GDP速報値(前期比年率0.3%減)発表を受けて一時的に下落したものの、4時間足長期HMA付近で反発。現状、4時間足長期HMAを下回らない限り、中期的な上昇目線は継続と判断できる。
注目すべきは、4時間足長期HMAと日足短期HMAが交差する2.3ドル~2.2ドルの価格帯であり、このゾーンを上抜け、なおかつ日足一目均衡表雲を明確に抜けるようであれば、上昇トレンド再開の可能性が高まる。加えて、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立すれば、ロングエントリーの根拠がより強まるだろう。
一方で、4時間足長期HMAを明確に下抜けた場合には、日足中期HMAを下限とした横ばい相場へ移行する可能性もあり、シナリオ分岐には注意が必要である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 180ドル付近もしくは日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は、4月30日の米国GDP速報値(前期比年率0.3%減)の影響を受け一時的に下落し、4時間足長期HMAを下抜ける場面もあったが、4時間足長期HMAをすぐに上抜けし、押し目として機能している。現在は、日足長期HMA付近を上限とした抵抗帯での攻防が続き、方向感に欠ける展開となっている。
ただし、4時間足長期HMAを下抜けない限りは上昇トレンド継続と判断され、現状は押し目を固めながらの上昇再開を模索していると見られる。そのため、今後日足短期HMAを上抜ける展開となり、さらに4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションが確認され、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立するようであれば、ロングエントリーの好機となるだろう。
一方、4時間足長期HMAを明確に下抜けた場合は、たとえ日足長期HMAを上抜けたとしてもその後の上昇は限定的となり、中長期的な押し目形成が続く展開を想定すべき局面である。
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:ビットコイン、10万ドル復帰へ視界良好?【仮想通貨チャート分析】BTC、ETH、XRP、SOL
- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7