- ビットコイン(BTC):日足短期HMA下抜けで短期調整入りの可能性
- イーサリアム(ETH):日足短期HMAでの反発が鍵、短期上昇に期待
- リップル(XRP):4時間足雲上端下抜けで下落継続か
- ソラナ(SOL):1時間足雲を下抜ければ短期調整に移行
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAおよび1時間足を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上
ビットコイン(BTC)は、一時的に1時間足一目均衡表雲上端を起点として上昇に転じたものの、94,000ドル付近で上値を抑えられており、買いの勢いに鈍化が見られる。1時間足中期HMAを上抜ける展開はあったが、MACDの勢いが前回高値時よりも弱まっており、現在は日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを突き抜けた位置で推移しているため、買われすぎの傾向が出ている。
また、4時間足では価格が長期HMAから大きく乖離しており、短期的な反落の可能性が高まっている。エントリーポイントとしては、1時間足で日足短期HMAを下抜けたタイミングが有力となる。損切りの水準は、日足短期HMAを明確に上抜けたポイントが基準となる。
上記条件が整い短期的下落となった場合、利確目安としては4時間足長期HMA付近が次のサポート水準として意識されやすい。仮にこの水準で反発が起こる場合は、中期的な押し目形成を経て、再び日足長期HMAを上抜けするような上昇基調に移行する可能性も視野に入る。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA付近で反発
- 1時間足一目均衡表雲を上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1,830ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
イーサリアム(ETH)は、1時間足中期HMAに上昇を抑えられる形となっており、短期的には一旦下落の可能性がある。しかし、下落した場合でも日足短期HMA付近での反発が確認されれば、短期的には再度の上昇が期待できる局面である。
エントリーポイントとしては、日足短期HMAで反発が見られたタイミングが有力と判断される。損切りは、そのエントリーポイント直近の安値割れを基準に設定したい。
上記条件が整い、短期的に上昇となった場合の利確目安は、直近レジスタンスとして機能している1,830ドル付近が想定される。なお、4時間足長期HMAからの価格乖離が大きく、勢いよく上抜けていく展開よりも、1,830ドル付近で一旦上昇が鈍化する可能性が高い。そのため、伸びを狙うよりも、短期目線で確実に利確を図る戦略が望ましい場面といえる。
一方、仮に日足短期HMAを明確に下抜けた場合は、4時間足長期HMA付近までの下落も視野に入るため、状況に応じた柔軟な対応が求められる。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAおよび4時間足一目均衡表雲上端下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- 4時間足一目均衡表雲上端直上
リップル(XRP)は現在、短期的に上値の重さが意識される場面にあり、下落圧力が優勢な状況である。特に注目すべきは、日足短期HMAおよび4時間足一目均衡表雲上端のサポートが意識されている点であり、このラインを明確に下抜けた場合は、短期的な下落トレンドへの移行が想定される。
エントリーポイントとしては、日足短期HMAおよび4時間足一目均衡表雲上端を下抜けたタイミングが有力であり、損切りはその上端を明確に上抜けた場合を基準とするのが妥当だろう。利確目安は、次のサポートとして意識される4時間足長期HMA付近となる。
なお、エントリー後の値動きは4時間足一目均衡表雲の中で推移することになるため、方向感が定まりにくいレンジ局面に入る可能性がある点には注意が必要である。
中長期的には、日足一目均衡表雲で上昇が止められていることや、MACDの勢いにも鈍化が見られることから、依然として下落基調ではあるものの、日足中期HMAや4時間足長期HMAといったサポートが控えており、これらのラインで反発する可能性もある。したがって、現時点では短期限定のトレードにとどめ、明確なトレンドが形成されるまでは様子見スタンスを基本とするのが無難だ。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足一目均衡表雲上端
- 損切り目安:
- 1時間足一目均衡表雲下端を価格が上抜け
ソラナ(SOL)は、長期的には上昇圧力が継続しているが、直近では154.5ドル付近で上昇が抑えられ、4時間足および1時間足のMACDにおいても上昇モメンタムの減速が確認されている。これにより、短中期的には一旦下落に転じ、エネルギーを蓄える過程へと移行する可能性が高いと判断する。
このような状況から、今後1時間足一目均衡表雲を下抜けする可能性があり、その場合は短期的なショートポジションを狙う形が有効である。利確目安としては4時間足一目均衡表雲上端付近までの下落を想定できるが、日足雲の中での推移が続いており、方向感が不安定な相場環境であるため、想定外の値動きに対するリスク管理は徹底する必要がある。
一方、中期的には、4時間足一目均衡表雲上端や4時間足長期HMA付近での反発が見られれば、日足長期HMA付近までの上昇が視野に入る。さらに、長期目線では、日足長期HMAおよび日足一目均衡表雲を明確に上抜ける動きが出れば、本格的な上昇トレンドへの転換も期待される局面といえる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7