米CFTC、コインベースやリップルなどの代表者を招いたフォーラムを開催へ

JinaCoin編集部
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市場の透明性向上へ、CFTCがパイロットプログラムを推進

米商品先物取引委員会(CFTC)は7日、ステーブルコインなどのトークン化された非現金担保を対象とする「CFTCデジタル資産市場パイロットプログラム」の開始を議論するため、業界を代表する企業のCEOまたはその代表者を招いたフォーラムを開催すると発表した。

フォーラムには、デジタル資産業界の主要企業である「Circle(サークル)」、「Coinbase(コインベース)」、「Crypto.com(クリプトドットコム)」、「Ripple(リップル)」などが参加予定。フォーラムの具体的な日程や詳細は、確定次第公表される予定だ。

CFTCのキャロライン・D・ファム暫定委員長は、この取り組みについて「米国のデジタル資産市場にとって画期的なこの取り組みを発表できることを嬉しく思う」とコメントした。また、「CFTCは責任あるイノベーションに取り組んでおり、市場参加者と連携することで、米国が経済的機会をリードするというトランプ政権の約束を果たすことを楽しみにしている」と述べた。

ファム暫定委員長は、デジタル資産市場の規制を明確化し、強固なガードレールを設けるため、CFTCのパイロットプログラムを活用し、新たな市場構造や技術を検証する必要性を提案してきた。また、2023年のスピーチでは、各国の「規制サンドボックス」がイノベーション促進に寄与している点に触れ、CFTCのパイロットプログラムも類似の役割を果たし得るとの考えを示している。今回のプログラムもその一環であり、米国のデジタル資産規制の方向性を示す重要な一歩となる可能性がある。

CFTCのこのような動きは、SEC(米国証券取引委員会)をはじめとする他の規制機関にも影響を与える可能性がある。現在、米国ではデジタル資産に対する統一的な規制の必要性が指摘されており、今回のパイロットプログラムの成果次第では、規制の枠組みに変化をもたらすことが期待される。

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