東証グロース上場のバリュークリエーション株式会社(コード:9238)は8月20日、ビットコイン6.16 BTCを約1億円で追加購入したと発表した。同社は8月14日に保有していたビットコインを全額売却して5,200万円の利益を確定させたばかりで、わずか6日後の再参入となった。
7月の購入計画を実行、短期売却後の再投資戦略
今回の購入は、同社が7月15日に取締役会で決議していた総額1億円のビットコイン購入計画に基づくもの。平均取得単価は1,714万1,970円で、購入金額は1億566万2,929円となった。
同社は2025年3月以降、余剰資金を活用したビットコイン投資を開始し、4回にわたって累計約30.38 BTC(総額4億円)を取得していた。その後、8月14日に「保有資産の効率化を図るため」として全保有分を売却し、5,200万円の売却益を営業外収益として計上していた。
代表取締役社長の新谷晃人氏は売却時、自身のX(旧Twitter)で「ビットコイン!特別利益を、ありがとう!」と投稿し、短期投資で得た利益確定への喜びを表していた。
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機動的な投資スタンスを継続
今回の再購入について、同社は直近の市場価格動向を見ながら判断したと説明している。全売却からわずか1週間未満での再参入は、同社の機動的な投資スタンスを示している。
バリュークリエーションの一連の動きは、日本企業におけるビットコイン投資の多様なアプローチを象徴している。リミックスポイントやメタプラネットなどが長期保有戦略を採用する一方、同社は短期的な利益確定と再投資を組み合わせた柔軟な運用方針を展開している。
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