【チャート分析】ビットコイン(BTC):重要指標で反発、売り圧は強い 下限抵抗帯での値動きが今後のポイント【9月11日】

BTC相場分析-2024-09-11
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ビットコイン(BTC):9月11日の分析ポイント
  • 日足中期HMA、4時間足長期HMAが重なるポイントで反発
  • 依然として売り圧が強い「売り目線継続」
  • 53,000ドルから50,000ドル付近のゾーンでの値動きが今後の注目点

ビットコイン(BTC)価格分析

2024年9月11日13時33分現在、ビットコイン(BTC)の価格は56,462.63ドル付近で推移している。本日午前1時以降、大きく上昇したが、日足中期HMAと4時間足長期HMAが重なるポイントで反発したため、依然として売り圧が強い相場だと言える。

そのため、今後は53,000ドルから50,000ドル付近のゾーンでの値動きが鍵となるだろう。この記事では、現在のチャートの分析を詳しく解説し、今後の展望を考察する。

使用インジケーター
  • HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
  • ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
  • MACD:12、26、9

日足チャート分析(BTC/USDT)

BTCUSDT日足-2024-09-11

本日午前1時以降の大幅な上昇により、価格は一時的に日足中期HMA(水色)を上抜けし、短期的な上昇が期待されたが、現在は反発して中期HMAを下抜けしている。また、MACDもゴールデンクロスには至っていないため、中長期的には依然として売り圧が強いと判断できる。

今後の注目点は、「53,000ドルから50,000ドル付近のゾーン(下限抵抗帯)を下抜けするかどうか」である(チャート画像参照)。このゾーンにはボリンジャーバンドのロワーバンドも控えているため、突破には相当な力が必要だ。しかし、突破すれば38,407.43ドル付近のサポートラインまでの下落が視野に入る。

一方で、もし53,000ドルから50,000ドル付近のゾーンで反発し、価格が再び中期HMA付近まで戻る場合は、戦略の見直しが必要となる。

4時間足チャート分析(BTC/USDT)

BTCUSDT4時間足-2024-09-11

本日午前1時以降、価格は長期HMAを大きな陽線で上抜けしたものの、反発を受けて現在の価格まで戻ってきている。この動きから、引き続き売り目線を維持してよいと考えられる。

しかし、現在価格は長期HMAと中期HMAの間に位置しており、MACDも依然プラス圏にあるため、ポジションを持つリスクは高い。「売り」の選択は次の条件が揃った時に推奨される。

  1. 価格が中期HMAを下抜ける
  2. MACDがデッドクロスを形成する

ただし、これらの条件が揃っても、53,000ドルから50,000ドル付近の強いサポートゾーン(下限抵抗帯)が直下に控えているため、短期的な売りとなる可能性が高い。

なお、価格が再び長期HMAを上抜けし、さらに短期HMAも上抜けした場合、短期的な上昇が見込まれる。この場合、中長期的には売り圧が残るものの、ボリンジャーバンドや日足長期HMAでの大きな反発を警戒しつつ、買いポジションを検討する余地もある。

総括(今後の見通し)

目線
  • 短期(デイトレ):条件がそろえば売り(サポートでの反発を考慮)
  • 中期(スイング):サポート付近での値動きで方針を決める

ビットコインは日足中期HMAと4時間足長期HMAが重なるポイントで上昇を否定されたため、依然として売り圧が強い相場だと判断できる。しかし、方向感が確定しているわけではないため、短期的に売りポジションを持つ際は慎重な判断が求められる。

また、直下には53,000ドルから50,000ドル付近の強いサポートが存在するため、中長期的にはこのゾーンでの値動きに注目し、今後の方針を決めることが重要である。

関連:【チャート分析】ビットコイン(BTC):57,500ドル付近で反発「売り目線」継続、今後の値動きに注目【9月10日】
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方

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