ビットコイン現物ETFオプション取引開始|ブラックロック「IBIT」デビュー

中井 純
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機関投資家の参入加速|コール注文8割超でBTC史上最高値を更新

BlackRock(ブラックロック)のビットコインETF「IBIT」のオプション取引が19日、米Nasdaq(ナスダック)で開始された。Bloomberg IntelligenceのETFアナリスト、James Seyffart(ジェームズ・セイファート)氏のXポストによると、初日の取引実績は以下の通りだ。

  • 取引契約数:35.4万件
  • コールオプション:28.9万件(81.6%)
  • プットオプション:6.5万件(18.4%)
  • コール・プット比率:4.4対1
  • 想定元本総額:約19億ドル(約2,945億円)

IBITオプション取引初日の最終集計:想定元本総額は19億ドル近くに達し、35.4万件の契約が成立。内訳はコールオプション28.9万件、プットオプション6.5万件で、比率は4.4対1。この活発なオプション取引は、本日のビットコイン価格が史上最高値を更新する一因となった可能性が極めて高い。

この活発な取引を背景に、ビットコイン価格は93,826ドルの史上最高値を更新。特にコールオプションが取引全体の8割を占めたことは、機関投資家の強気な見方を反映している。

IBITに続き、今週中にはグレイスケールのBitcoin Trust ETF(GBTC)とBitcoin Mini Trust ETF(BTC)もオプション取引に対応予定だ。今後、他のビットコインETFもオプション取引に対応していくと見られ、機関投資家によるビットコイン市場への参入がさらに加速すると予想される。

ビットコイン現物ETFオプション取引開始による市場効果:

  • 機関投資家の参入促進:馴染みのあるオプション取引手法により、参入障壁が低下
  • 市場の流動性向上:現物取引に比べ、流動性の高いオプション取引が市場全体を活性化
  • 投資手法の多様化:カバードコールなど、新たな投資戦略の登場
  • 価格変動の抑制:リスクヘッジ手段が拡充され、価格の安定化に寄与

カバードコールとは、オプション取引を利用した投資手法のひとつで、原資産を保有しながら、その原資産のコールオプションの売りポジションをとる戦略のこと。

これらの動向は、ビットコインが伝統的金融市場に本格的に統合されつつあることを示す重要な一歩となった。今後も、ビットコイン現物ETFオプション取引の動向から目が離せない。

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情報ソースJames Seyffart氏X
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中井 純、工学博士 AIは30年以上、web3(仮想通貨)は3年以上フォロー。web3x生成AIには早くから注目し、ビジネスチャンスを研究。東大応用物理学科卒業後、ソニー研究所にて、CD、AIなどの研究開発に従事。MITの電子工学博士取得後、外資系社長を歴任。最近はハイテク・スタートアップの資金調達支援を手がけるかたわら、自らweb3x生成AIのライターとして活躍。技術的なことも分かりやすく、ユーザー目線で解説することが得意です。著書2冊。
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