グレースケールのみ4,156億円の資金流出で、ダントツのワースト1位
BitMEXリサーチのデータによると、ビットコイン現物ETFの上場から昨日までの7日間で合計11.78億米ドル(約1745億円)の資金流入があったことがわかった。グレースケール社のETFのみ流出でその額は合計28億米ドル(約4156億円)にのぼる。
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BitMEXリサーチのデータによると、ビットコイン現物ETFの一斉上場から7日間の純流入総額は11.78億米ドル(約1745億円)に達し、ブラックロックとフィデリティははそれぞれ14.28億米ドル(約2115億円)、12.82億米ドル(約1899億円)と10億ドルを超える純流入となった。
これらに次いでビットワイズは4.5億米ドル(約666億円)で現在3位をつけており、アークインベストは3.8億米ドル(約562億円)、インベスコは2.5億米ドル(約370億円)の純流入となっている。
全体として、グレースケールからの資金流出が足を引っ張っている感じだ。今回上場したETFのなかで、グレースケールは唯一前身となるGBTCから転換された商品であるため、上場当日時点で240億米ドル(約3.5兆円)の運用資産総額(AuM)があるが、上場以来7日間全てで資金流出となっており、現在までに28億米ドル(約4147億円)が流出している。
グレースケールからの資金流出は予想されていた。従来投資家がGBTCを売却するためには市場で売却する必要があったが、1月10日に米国証券取引委員会(SEC)が同社のビットコイン現物ETFを承認したことで、GBTCはビットコインへの償還が可能となった。
また、グレースケールのビットコイン現物ETFの手数料の高さも原因だ。グレースケールのビットコイン現物ETFの手数料は、他のETFは0.12%であったり、6か月無料の特典が付いてくるなか、1.5%と強気の設定となっている。
流動性プロバイダー「CoinRoutes」のCEO デイブ・ワイズバーガー氏は、Xで次のように指摘した。
・・・(略)・・・
あなたの質問に対する答えは、GBTC 保有者の構成に基づいています。
・裁定取引のために保有していたヘッジプレイヤーには実質的な効果はなく、割引が十分に小さい場合は必ず売りますが、同時にショートポジションを買い戻すことになります。これは私たちが知っている巨額の「未亡人メーカー」取引でした。
・非課税口座を手数料の低い ETF に切り替えても純効果はなく、時間の経過とともに効果が現れる
・ 課税口座の利益確定や、それを維持するためのパニック売りが問題です。これらの割合が何%なのか、あるいは保有者の平均エントリー価格はわかりません。
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(2024年1月24日 誤字を訂正しました)