暗号資産(仮想通貨)インフルエンサーのJelle氏は7日、過去のビットコインの強気相場が、いずれも底値から天井まで「1064日間」であったというアノマリー(経験則)に基づき、現在の強気相場が10月頃に天井を迎える可能性があるとの分析を投稿した。
強気相場は最終局面か?アノマリー再現の可能性も
Jelle氏は、「過去のビットコインの強気サイクルは、どちらも1064日間続いた」と指摘。もしこのパターンが今回も繰り返されるのであれば、「最終局面(end game)が始まろうとしている」と述べた。
同氏が投稿したチャートは、過去2回のビットコインの強気相場を視覚的に比較したものだ。
- 2015年〜2017年のサイクル:市場の底から天井まで1064日間
- 2019年〜2021年のサイクル:市場の底から天井まで1064日間
チャートは、現在のサイクルが過去のパターンを追随していることを示しており、この経験則に従えば、1064日目に到達するまで「残り約10週間」だという。Jelle氏が投稿した画像によれば、具体的には10月25日が天井になると予測しているようだ。
もちろん、過去のパターンが未来を保証するものではない。しかし、ビットコイン市場が4年ごとの半減期を中心に、これまで驚くほど正確な周期性を見せてきたことも事実だ。この「1064日」という非常に具体的な日数が、今回も再現されるのか。市場の最終局面が本当に近いのか、今後の値動きから目が離せない。
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