暗号資産(仮想通貨)分析プラットフォーム「クリプトクオント」の認証済みの寄稿者Darkfost(ダークフォスト)氏は6日、暗号資産取引所バイナンスにおけるビットコイン(
BTC)の9月21日からの週次純流出が2万3,137BTCに達し、2023年6月以来の高水準になったと報告した。
準備金も15日間で4.17万BTC減少
ダークフォスト氏は、9月21日からの1週間における流出額を約14億ドル(約2,218億円)と試算した。同程度の流出が最後に確認された2023年6月は、ビットコインが弱気相場から回復し始めた時期だったという。
一方、9月21日以降の週では、同月28日からの週にマイナス1,903.4 BTCまで純流出が縮小。その後、10月5日からは執筆時点でマイナス1万6,586.6BTCとなっており、再び出金超過が強まっている状況だ。

また、ダークフォスト氏はバイナンスのビットコイン準備金が9月20日の70万4,800BTCから66万3,100BTCへ減少した点も強調し、取引所外へ移動した資産を約33億ドル(約5,227億円)と推定している。
同氏はこうした出金の増加について、長期保有を目的とした蓄積が進んでいる可能性を示す前向きな材料と評価。この動きが8万5,000ドル付近で推移するビットコインの下値を支える可能性があるとの見方を示した。
6日の日次純流出は前日比約6倍に拡大
直近の日次ネットフローでは、5日の2,284.7 BTCの出金超過から、翌6日には1万4,301.8BTCまで拡大。前日比で約6倍に膨らみ、短期間で流出の勢いが強まっている。
この6日の純流出について、クリプトクオント寄稿者のAmr Taha氏は、金額ベースで12億9,000万ドル(約2,043億円)に達したと報告した。9月22日の12億3,000万ドル(約1,948億円)を上回り、10億ドル超を記録するのは14日間で2度目になるという。
こうした大規模な出金が市場に与える影響について同氏は、ビットコインが取引所外にとどまれば売却可能な供給が絞られ、需要が続いた際に価格を押し上げやすくなると説明している。
今回の流出が相場の下支えとなるかは、出金されたビットコインが取引所へ戻らず、売却可能な供給の減少につながるかにも左右される。バイナンスの準備金が減少を続けるなかで、ビットコインが8万5,000ドル付近の保ち合いを上抜けられるかが次の焦点となりそうだ。
関連:ビットコイン、9万ドルに最大の清算帯──下は8.3万・7.5万ドル
関連:ストラテジー、BTC購入45億円・買い戻し279億円──メタプラネット2位
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.4円)

