アーサー・ヘイズ氏「流動性が底打ち、仮想通貨の上昇準備完了」──2026年にビットコイン20万ドル予測

shoko-koyama
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画像はArthur Hayes氏公式mediumより引用
Highlights
  • 暗号資産取引所BitMEX共同創業者のアーサー・ヘイズ氏が12月31日、米ドル流動性指標が11月に底打ちし、暗号資産市場の強気相場が再開する兆候を示していると投稿した
  • USDLIQ U Indexは12月31日時点で11,141,930.00を記録し、11月の底値から約4.00%回復、ヘイズ氏は「暗号資産の上昇準備が整った」と分析している
  • 同氏はFRBの準備金管理購入(RMP)プログラムを「事実上のQE」と位置付け、ビットコインが2026年に20万ドル(約3,120万円)に到達する可能性を示唆した

暗号資産取引所BitMEX(ビットメックス)の共同創業者であるアーサー・ヘイズ氏が31日、X(旧ツイッター)で米ドル流動性指標の底打ちを示唆し、暗号資産(仮想通貨)市場の強気相場再開を予測した。

流動性指標が11月に底打ち、4%回復

同氏が言及したUSDLIQ U Index(米ドル流動性指数)は12月31日時点で11,141,930.00を記録し、前日比で0.22%の小幅下落となった。しかし、11月に記録した底値から過去6カ月間で約4.00%回復しており、ヘイズ氏は「流動性は11月に底打ちし、じわじわと上昇している。暗号資産が勢いを増す時だ」と投稿した。

USDLIQ U Indexは米国の金融システム内のドル流動性を測定する指標で、リスク資産である暗号資産の価格動向と高い相関関係があるとされる。流動性の増加は市場への資金流入を意味し、BTCBTCをはじめとする暗号資産価格の上昇を後押しする要因となる。

FRBの流動性供給策を追い風視

ヘイズ氏は12月20日に公開した個人ブログで、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月10日に発表した準備金管理購入(Reserve Management Purchases、RMP)プログラムを詳細に分析し、「RMPは量的緩和(QE)と同等のマネープリンティングだ」と断定していた。

FRBは12月10日のFOMC会合後、ニューヨーク連銀を通じて初月400億ドル規模の財務省短期証券(Tビル)購入を開始すると発表した。ヘイズ氏はRMPによるTビル購入が、マネーマーケットファンドのリバースレポ残高を通じて実質的に新規国債発行の資金調達を行い、財政支出を可能にする仕組みだと解説している。

同氏は3段階の価格シナリオを提示しており、2025年末まではビットコインが8万〜10万ドルのレンジで推移し、2026年初頭に市場がRMP=QEという認識を持ち始めると、ビットコインは急速に12万4,000ドルを回復し、2026年3月頃までに20万ドル(1ドル=156円換算で約3,120万円)へ向かう展開を想定している。

関連:アーサー・ヘイズ氏、2026年初頭にビットコイン20万ドル予測

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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