【地方創生】秋田県「あきた移住・交流メタバース万博」閉幕――移住促進の挑戦を振り返る

JinaCoin編集部
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近年、地方自治体によるDAOやNFT、メタバースといったWeb3技術を活用した取り組みが活発化しています。秋田県もその一環として、移住・交流促進を目的に仮想空間「あきた移住・交流メタバース万博」を展開してきました。

本記事では、2025年3月31日をもって運用を終了した同プロジェクトの内容と、その成果を振り返ります。

秋田県とは

秋田県とは
出典:Map-It

秋田県は日本海側に位置する東北地方の一県で、豊かな自然と温泉文化、四季折々の風景が魅力です。郷土料理や伝統行事も多く、移住・定住支援にも力を入れてきた自治体のひとつです。人口減少や高齢化の進行に対応する形で、近年ではデジタルを活用した地域活性化策にも積極的に取り組んでいます。

秋田県が実施した「あきた移住・交流メタバース万博」とは

秋田県が実施した『あきた移住・交流メタバース万博』とは
出典:秋田暮らし はじめの一歩

「あきた移住・交流メタバース万博」は、秋田県内の移住促進および地域交流を目的として開設されたメタバース空間です。ユーザーは秋田にちなんだアバターとなり、各市町村の特色あるパビリオンをめぐりながら、移住支援制度や就職情報などを収集することができました。

Webブラウザからアクセス可能で、PC・スマートフォン・タブレットいずれからでも参加でき、期間中は移住相談カウンターやAIチャット相談、就職支援コンテンツ、名産品にちなんだミニゲームなど、幅広いコンテンツが提供されていました。

この仮想空間は2025年3月31日をもって正式に閉鎖されましたが、利用者や関係者からは惜しまれる声も多く聞かれました。

「あきた移住・交流メタバース万博」の具体的な仕組みと成果

『あきた移住・交流メタバース万博』の具体的な仕組みと成果
出典:秋田暮らし はじめの一歩

このプロジェクトでは、参加者がアバターとして秋田県の各地を体感できる仮想空間が用意され、以下のようなユニークな仕組みが取り入れられていました:

  • メタバース相談会の開催:アキタコアベース(東京)と連動し、移住相談員が仮想空間に出張参加。リアルタイムで相談に応じる場も設けられました。
  • 県内企業PR動画の展示:県内企業の就職マッチング支援サイト「あきた就職ナビ」と連動し、中央広場にて企業紹介動画を放映。
  • AI相談アバター「アキタイヌ」:ChatGPTを搭載したAIチャットによる実証運用を実施し、観光や移住に関する質問に24時間対応。
  • ミニゲーム要素:秋田の名産品をテーマにしたミニゲームも提供され、気軽に地域に親しめる仕掛けを用意。

こうした取り組みにより、秋田県への関心を持つユーザーに対し、新しい接点を創出することに成功。仮想空間ならではのユニークな体験が、移住への「はじめの一歩」として機能しました。

今後の展開と期待

「あきた移住・交流メタバース万博」は終了しましたが、秋田県の移住支援・関係人口創出の取り組みは今後も継続されます。リアルでの相談拠点であるアキタコアベースでは、引き続き移住に関する相談対応やイベントを実施中です。今後は、今回のメタバースで得た知見を活かし、リアルとデジタルを融合させた新しい地域施策の展開が期待されます。

メタバースを活用した地域プロモーションの知見は、他自治体にとっても貴重なロールモデルとなり、今後の地域施策に新たな選択肢を提供するものとなるでしょう。

おわりに

秋田県の「あきた移住・交流メタバース万博」は、仮想空間を活用した先進的な移住促進モデルのひとつでした。多くの人が秋田との新しい接点を得るきっかけとなり、その成果は今後の地域政策にも活かされることでしょう。プロジェクトは終了しましたが、その精神と成果は、今後の秋田県の地域施策に引き継がれていくことでしょう。

参考リンク

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