近年、地方自治体によるDAOやNFTなどのWeb3技術を活用した取り組みが活発化しています。今回は、愛知県犬山市が実施している「犬山デジタル城下町プロジェクト」についてご紹介します。
犬山市とは

犬山市は愛知県の北端に位置し、岐阜県との県境に接する歴史と自然が息づくまちです。国宝・犬山城をはじめ、城下町の風情を色濃く残す町並みや、木曽川を望む絶景など観光資源が豊富。重要文化財や史跡も多く、国内外からの観光客を魅了しています。また、「日本モンキーパーク」や「リトルワールド」などのテーマパークもあり、子どもから大人まで楽しめるエリアとしても知られています。
犬山市が実施する『犬山デジタル城下町プロジェクト』とは

犬山市が進める『犬山デジタル城下町プロジェクト』は、NFT(非代替性トークン)などのWeb3技術を活用して、犬山の歴史・文化・観光資源の魅力をより多くの人々に届け、「ファン」を増やすことを目的とした取り組みです。
このプロジェクトの象徴となるのが「犬山城デジタル城下町民証」。これは犬山城をモチーフにしたNFTで、限定10,000枚がランダムな絵柄で発行されます。配布はイベントやアプリ等を通じて行われ、お城訪問やプロジェクト支援を通じて絵柄の“グレードアップ“も楽しめる設計になっています。
市民や観光客はこのNFTを取得することで、SNSアプリ「デジタル城下町」内の城下町民専用コミュニティへアクセス可能。アプリ全体では、日本全国のお城ファンとの交流も楽しめます。
※アプリはお城ファン向けのSNSアプリとして運営しており、城下町民証の有無に関わらず無料でご利用いただけます。
『犬山デジタル城下町プロジェクト』の具体的な仕組み

『犬山デジタル城下町プロジェクト』では、NFTを通じた新しいまちづくりの形を模索しています。核となる「犬山城デジタル城下町民証」は、ただのデジタルアイテムではなく、犬山とのつながりを深めるパスポート的な役割を持っています。
城下町民証は、犬山城への「登城(訪問)」、プロジェクトへの支援(アプリ内課金)によってグレードアップする機能を持ち、収集・育成の楽しみも提供します。これにより、継続的に犬山と関わり続ける動機づけがなされており、単なる観光ではなく“関係人口”の創出に寄与しています。
また、「デジタル城下町」アプリでは、全国のお城関連情報を得られるほか、参加者同士が写真共有などを通じて交流できる空間が形成されています。
今後はアプリを起点としたリアルイベントや地域限定特典なども予定されており、デジタルとリアルが連携する次世代型観光・交流モデルが進化しつつあります。
今後の展開と期待
犬山市では、今後このプロジェクトを通じてさらなる地域活性化を目指し、観光・文化・市民参加の各領域でNFTを活用した施策を拡充していく方針です。他自治体にとっても、Web3を活かした関係人口創出のロールモデルとなる可能性があり、「歴史と未来の融合」による新しい地方創生のかたちに注目が集まります。
おわりに
今回紹介した犬山市の「犬山デジタル城下町プロジェクト」は、NFTを通じて市民やファンが地域とつながる新たな地方創生の試みです。伝統ある城下町が、テクノロジーとともにどのように進化していくのか。今後の展開にもぜひ注目してください。
参考リンク
- 犬山市「犬山デジタル城下町プロジェクト」公式ページ:https://www.city.inuyama.aichi.jp/shisei/keikaku/1005911/1011184.html
- デジタル城下町プロジェクト公式サイト:https://www.jkrs.jp/
- 犬山市公式ホームページ:https://www.city.inuyama.aichi.jp/