テザー社、Q1純利益は約2000億円|総資産は10兆円越え

JinaCoinの約束

JinaCoin(ジナコイン)は、株式会社jaybeが運営をおこなうWebメディアです。読者がより賢明な金銭的判断を下せるように努めています。私たちは編集の完全性を厳守していますが、この記事には企業からのPRが含まれている場合があります。ここでは、私たちのビジネスモデルについて説明します。

編集ポリシー

編集ガイドライン

JinaCoinの編集チームは、読者であるあなたに代わって記事を書いています。ここでは、私たちの編集ガイドラインと、私たちがどのようにお金を稼ぐかについての基本情報をご紹介します。

概要

編集部は、読者の信頼を大切にしています。私たちの目標は、読者が暗号資産(仮想通貨)や外国為替証拠金取引(FX)を最大限に活用し、人生のファイナンシャル・ジャーニーをナビゲートできるようにすることです。私たちは、読者に正確で偏りのない情報を提供する責任があり、それを実現するために編集基準を設けています。
私たちは、広告主と私たちの編集対象との間に明確な分離を維持しています。私たちの使命は、読者が経済的な面で最良の決断をするために、最高の情報を提供することです。

主要な原則

正確さ:私たちの編集チームは、コンテンツが私たちの高い基準を満たすように、記事を徹底的に見直し、事実確認を行います。当社は、正確な情報を提供する責任を真摯に受け止めており、編集部が作成した記事に誤りがあったり、誤解を招くような情報を掲載した場合は、訂正や説明を行います。JinaCoinの記事で不正確な情報を見つけた場合は、弊社お問い合わせフォームまでメールでご報告ください。

独立性:私たちは、編集内容が広告主の影響を受けないように、厳格なガイドラインに従っています。編集部は、広告主から直接報酬を受け取ることはありません。記事であれレビューであれ、信頼に足る確かな情報を得ることができると信じてください。

信頼性:編集部は、社内外の専門家に定期的にインタビューを行い、その引用をコンテンツに盛り込んでいます。さらに、社内外の情報源からデータなどを引用しています。すべての引用とデータは、信頼できる評判の高い情報源からのものです。また、外部の出版物からデータやその他の独自情報を引用する場合は、出典を特定し、またはリンクを張ります。

私たちのビジネスモデル

編集部は、広告主から直接報酬を受け取ることはありません。本サイトに掲載されている商品は、私たちに報酬を支払う企業からのものです。この報酬は、例えば、掲載カテゴリー内での掲載順など、本サイトにおける製品の掲載方法および掲載場所に影響を与える場合があります。しかし、この報酬は、当社が公開する情報や、お客様が当サイトで目にするレビューに影響を与えるものではありません。jinacoin.ne.jpは、すべての企業や利用可能なすべての商品を掲載しているわけではありません。私たちのビジネスモデルをについては、こちらで詳細をご覧いただけます。
広告掲載・提携について

Remodalサンプル

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト


目次

ステーブルコインはおいしいビジネス

ステーブルコインUSDT(テザー)の発行元企業「Tether Holdings Limited」は10日、2023年第1四半期の連結埋蔵量報告書を公表した。第1四半期に15億ドルの純利益を計上し、前期の2倍以上の利益を得たと発表した。今回からゴールド現物、オーバーナイトレポ、社債、ビットコインの項目が追加されている。

関連テザー社、3月期の利益7億ドル|約16億ドルのUSDT超過準備金を保有

監査を行なったのは世界トップ5の独立系会計事務所である「BDO Italia」だ。BDOは、2023年3月31日の時点に限定して、Tether Holdings Limitedの連結引当金報告(CRR)について妥当性保証業務を行っており、この日時の前後または報告書に記載された日時以外における財務上、非財務上の手続きは実施しておらず、いかなる保証もしない。

報告書によると、Tether社の総資産は約818億ドル(約10兆9,990億円)で、総負債は約794億ドル(約10兆6,763億円)で、過去最高の24億ドル(約3200億円)の超過準備金となっている。純利益は14億8000万ドルで、USDTの流通量は20%増加した。

Tether連結総資産の内訳(筆者翻訳)
出典:BDOの報告書

総資産の内訳は、米国債、オーバーナイトリバースレポ契約、マネーマーケットファンドの順に多く、それぞれ約530億ドル、約75億ドル、約74億ドルであった。現金は4.8億ドルで、総資産の0.5%ほどしかなく、準備金の大部分を米国債に投資していることがわかる。

これについてTether社は、次のように述べている。

流動性供給源としての純粋な銀行預金への依存を減らし、代わりに必要な流動性を維持することで利用者をより高い水準で保護するための追加措置としてRepo市場を活用する措置を講じるよう取り組んでいる。

競合のUSDCも、同じように準備金の8割を米国債に投資していたが、米国の債務不履行に備え、6月以降に満期を迎える米国債を保持していない。

関連米国の債務不履行に備え、USDCの準備金から米国債消える

総負債のうち、約790億ドルはUSDTに関連するものとのこと。残りの約4億ドル(約530億円)の負債の内訳は何なのかは明らかにされていない。Tetherはまた、34億ドル約約4,560億円)相当のゴールドと、約15億ドル(約2,011億円)相当のビットコインを保有していることも開示した

発表に際し、テザー社のCTOであるPaolo Ardoinoは 、次のように述べている。

「我々は、2023年第1四半期にテザー社が達成した多大な成功に感激しており、我々の準備金の剰余金は24億4000万ドルと史上最高を記録した」

「私たちは、ポートフォリオ内の全資産のリスク調整後リターンを継続的に監視しており、通常の継続的なリスク管理プロセスの一環として、全体的な経済環境の変化や市場サイクルの進行に応じてさらなる変更を行うことを期待しています。テザー社は、世界の経済環境を評価し続け、顧客の資金が高リスクのシナリオにさらされないようにするために必要な措置を講じています。第2四半期を展望すると、我々は極めて前向きな見通しを持っており、引き続き透明性を重視しています。そのため、四半期報告書の準備金の内訳に新しいカテゴリーを導入し、ユーザーの皆様にさらに高い透明性を提供することにしました。」

出典:Tether公式サイト

関連USDTとは?USDC・BUSDとの違いを解説
関連:

参考

最新情報を逃さないために、GoogleニュースでJinaCoinをフォローしよう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

目次