テスタ氏がビットコイン追加購入、保有7.37 BTCに──S&P500の教訓に「もう全部買っておきました」

ヤマダケイスケ
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Highlights
  • テスタ氏がビットコインを追加購入、7.37 BTCで総保有額は約1億円規模に
  • 過去のS&P500の投資経験が教訓に、値下がりを待つよりも機会損失回避を優先
  • 著名投資家の行動、ビットコインが資産分散の一環として認識される可能性に期待

個人投資家として広く知られるテスタ氏が26日、自身の公式Xを通じてビットコイン(BTC)を追加購入したことを明らかにした。同氏は投稿内で保有量を7.77 BTCに揃えることを目標にしていたものの、金銭的な制約により最終的な保有量が7.37 BTCになったと説明している。

機会損失回避を優先、S&P500での投資経験を教訓に

早期にビットコインの追加購入を決断した背景には、過去の投資経験がある。テスタ氏はかつてS&P500に投資した際、当初の購入を半分に抑えた結果、その後価格が下がらず、安値で買い増す機会を逃した経験があるという。今回も再び購入機会を失う可能性があると判断し、値下がりを待つよりも機会損失回避を優先した形だ。

テスタ氏は22日、初めてビットコインを購入したと発表。購入額は5,000万円としており、価格が下落した場合に追加で5,000万円分の買い増しを行う意向を示していた。しかし、同氏はビットコイン購入に乗り気ではなく、知人投資家から資産分散の提案を受け、渋々購入を進めたと説明している。

ビットコイン価格は10月の最高値をピークに急落し、執筆時点では80,000ドル付近で一旦反発を見せている。急落局面での追加購入は、短期目線の投資家にとっては取りにくい判断となる。しかし、長期的な資産形成の観点でビットコインを捉える投資家や資産分散を目的とする投資家にとっては、大幅な調整局面はむしろ絶好の購入機会となり得るだろう。

ビットコインの週足チャート
出典:TradingView

テスタ氏のように影響力のある個人投資家が短期間で保有量を増やした事実は、国内の投資家コミュニティにおいて、ビットコインを資産分散の手段として位置付ける動きを後押しする可能性がある。今後、テスタ氏の判断が日本の個人投資家の投資行動にどのような変化をもたらすかが注目される。

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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