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目次
Sudoswap(スドスワップ)とは?【分散型NFTマーケットプレイス】
Sudoswap(スドスワップ)とは、AMMの仕組みを利用した分散型NFTマーケットプレイスです。
現状のNFTマーケットプレイスは、OpenSeaをはじめとした「中央集権型」のマーケットプレイスがほとんどです。
しかし、SudoswapはAMMの仕組みを利用した「分散型」のNFTマーケットプレイスなので、より「透明性」「安全性」が高いマーケットプレイスと言えるでしょう。
NFTマーケットプレイスではありませんが、知名度の高いDEX(分散型取引所)に「UniSwap」や「PancakeSwap」などがあります。DEXでは「トークンとトークン」を交換することができますが、Sudoswapは「NFTとトークン」を交換することができます。
イメージしやすい様に、有名DEXとSudoswapの違いについてざっくり解説します。
「UniSwap」や「PancakeSwap」などのDEXは、多くのユーザーから仮想通貨をペアで預けてもらうことで、DEXのプールに資金が貯まります。
「プール」は、資金が保管されている「金庫」の様なイメージです。
そして「両替したい人」や「利益を確定させたい人」が、DEXのプールに貯まっている通貨と交換していき、その交換時にかかる手数料の一部が「流動性提供者」に還元される仕組みです。
「流動性提供者」は、DEXに仮想通貨をペアで預けてくれた人のことを指します!
これが従来のDEXですが、Sudoswapはこの様なDEXの「NFT版」と考えてもらうとわかりやすいと思います。多くのユーザーから「NFT」と「仮想通貨(ETH)」を預けてもらうことで、Sudoswapのプール内にNFTとETHが貯まります。
そして、そこから「NFTを売ってETHに換金したい人」や「プール内のNFTを買いたい人」がSudoswapを利用し、取引時に発生する手数料が「流動性提供者」に還元される、というイメージです。
物によっては即売りが難しいNFTで、すぐにETHと交換できるようになるのは嬉しい機能ですね!
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Sudoswapの特徴
SudoswapがどんなNFTマーケットプレイスなのか理解したところで、より詳しく「Sudoswapの特徴」についてみていきましょう。
Sudoswapの主な特徴は、下記の6つです。
それぞれ解説していきます。
ロイヤリティ設定ができない
1つ目のSudoswapの特徴は「ロイヤリティ設定ができない」です。
SudoswapでNFTを取引する際は、ロイヤリティ手数料が0になります。ロイヤリティ手数料とは「NFTを作成したアーティスト」に取引価格の一部が、還元される手数料のことです。
取引が多くされるほど、NFTクリエイターが儲かる仕組みですね!
Sudoswapでは、このロイヤリティ手数料が設定できない仕様です。購入する側からすれば、取られる手数料が減るので嬉しい仕様なのですが、NFTクリエイターとしては大きな問題です。その為、これには賛否両論になっており、多くの議論が起こっています。
AMMの仕組みを採用している
2つ目のSudoswapの特徴は「AMMの仕組みを採用している」です。
AMMとは「自動マーケットメイカー」という意味で、仮想通貨の取引をプログラムによって自動的に行う機能のことです。
多くのDEX(分散型取引所)が取り入れている機能ですよね!
コインチェックなどのほとんどの仮想通貨取引所は「CEX(中央集権型取引所)」に分類されていて、中央にいる企業がすべての取引を管理・仲介しています。対して「DEX(分散型取引所)」は、管理者がいなくてもスムーズに取引ができる様になっており、それはAMMを採用していることで実現させています。
AMMを採用すると、下記の様な機能を自動で行うことができます。
- 通貨の交換
- 取引価格の調整
- 価格決定や約定
- イールドファーミング
つまり「取引の管理」や「取引のマッチング」などを、すべて自動で行ってくれるプログラムがAMM、とイメージするとわかりやすいと思います。
取引に管理者や仲介者などの企業がいないんだったら、誰が資金を用意するの?
上記の様な疑問が浮かんだ方がいるかもしれませんが、その点は多くの仮想通貨保有者から「預けてもらう(流動性の提供)」ことで解決しています。そして、DEXは流動性を提供してくれた人に「取引で発生した手数料の一部を還元する」ことで、運営ができているという仕組みです。
基本的に、AMMを採用しているのは「DeFiのジャンル」に分類されるDEXがほとんどで、NFTマーケットプレイスにAMMに採用されている事例はほとんどありませんでした。そんな中、SudoswapがNFTマーケットプレイスでありながら「AMM機能」を採用したことから「OpenSeaキラーになるのではないか」と注目されています。
分散型のNFTマーケットプレイス
3つ目のSudoswapの特徴は「分散型のNFTマーケットプレイス」です。
従来のNFTマーケットプレイスのほとんどは「中央集権型」のマーケットプレイスでした。その代表角がOpenSeaで、現状のNFTマーケットプレイス市場は「Web2のGAFAMの様に、大企業が大きな権力を握っている」と問題視されることが多くなっています。
しかし、Sudoswapは「分散型」のNFTマーケットプレイスなので、マーケットプレイスの運営・方向性などは、ガバナンストークンである「SUDO」保有者で投票して決めていきます。その為、Sudoswapはより公平で透明性の高いNFTマーケットプレイスに成長していくことが期待できます。
手数料が安い
4つ目のSudoswapの特徴は「手数料が安い」です。
Sudoswapは分散型のNFTマーケットプレイスなので、管理者がいません。その為、中央に管理者のいるマーケットプレイスに比べて、手数料が格段に抑えられます。
他の大手NFTマーケットプレイスと比較すると、下記の様になります。
- OpenSea:2.5%
- Sudoswap:0.5%
- Magic Eden:2%
- LooksRare:2%
さらに、Sudoswapではロイヤリティ手数料が発生しません。
OpenSeaなどはロイヤリティ手数料が発生するので、取引手数料に加えてロイヤリティ手数料も上乗せされます。
コレクションによりますが、ロイヤリティ手数料は「5%」であることが主流です。
この様に、他のマーケットプレイスに比べて手数料がかなり安いことから、今後利用者数が増えていくことが考えられるので、しっかりSudoswapの動向を追っていきましょう。
手数料収入が得られる
5つ目のSudoswapの特徴は「手数料収入が得られる」です。
SudoswapはNFTマーケットプレイスでありながら、DEXの側面も持っていますので、流動性を提供することで手数料収入が得られる様になります。
流動性を提供して手数料収入を得ることを「イールドファーミング」と呼びます。
Sudoswapでイールドファーミングを行う際は、Sudoswapに自分専用のプールを作ることになります。
通常、DEXは1つの大きなプールに不特定多数の人が通貨を預けることが多いのですが、Sudoswapの場合NFTコレクション毎に自分のプールを作ることになります。そして、そのプール内で取引する際の手数料などは自分で設定することができます。
かなり需要の高いNFTであれば、手数料をある程度高く設定しても約定することが考えられるので、うまく利用すれば高くNFTを売ることができるかもしれません。NFTとDeFi要素が合わさったマーケットプレイス・DEXはまだ少ないので、そういった点も注目しておきましょう。
仮想通貨(ガバナンストークン)SUDO
トークン名称 | SUDO(スド) |
仮想通貨シンボル | SUDO |
トークン規格 | ERC-20 |
発行枚数 | 6000万SUDO (初期供給量) |
トークン価格(2023年2月時点) | 未定 |
5つ目のSudoswapの特徴は「仮想通貨(ガバナンストークン)SUDO発行」です。
SUDOトークンの配布計画は2022年9月頃に発表されていましたが、2023年1月31日に配布がスタートしました。
ただ、SUDOトークンは受け取った当初、すぐに「外部に送金」「売却」ができない仕様になっています。
その為「エアドロップ目的でSUDOを手に入れた人が即売りし、SUDOトークンの価格が下落する」ということは、起こりづらいでしょう。
また、SUDOトークンは、SudoSwapの運営方向などの投票権になる「ガバナンストークン」という役割も持っています。SUDOトークンが「どのタイミングで売却できるか」についても、投票によって決められるので、SudoSwapの公式Twitterで最新情報をチェックしておきましょう。
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Sudoswapの使い方
Sudoswapの特徴についてざっくり理解したところで「Sudoswapの使い方」について見ていきましょう。
Sudoswapを使うためには、いくつか前準備が必要になるので、まずはそちらから開設していきます。
Sudoswapを使うための前準備
Sudoswapを使うための前準備は、下記の4つです。
Sudoswapを使うための前準備
- 国内取引所で口座開設
- 国内取引所でETHを購入
- メタマスクをインストール
- メタマスクにETHを送金
基本的にNFTを購入する際は、仮想通貨「ETH」が必要になるので、まずは仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
そして、口座開設が終わったら、仮想通貨・NFTを保管する「メタマスク」を用意します。
メタマスクは仮想通貨を入れておく「お財布」の様なものです!
上記4つの準備が全て終われば、Sudoswapを使う為の準備は完了します。
「【完全初心者向け】NFTの始め方・買い方を徹底解説」の記事で、詳しい手順を解説しているので、合わせてご覧ください。
これもう見た?【完全初心者向け】NFTの始め方・買い方を徹底解説【注意点・投資判断の解説あり】
SudoswapでNFTを購入する方法
前準備が全て完了したら、実際に進めていきましょう。
まずは「SudoswapでNFTを購入する方法」から解説していきます。
STEP
SudoswapでNFTを購入する方法
Sudoswapの公式Twitterから、公式サイトにアクセスしてください
公式TwitterからのURLなら、安全にアクセスできますよ!
STEP
アクセスすると、ウォレットの接続を求められるので「メタマスク」をクリックします。
STEP
すると、メタマスクが起動するので「次へ」をクリック。
STEP
認証ができると、Sudoswapに接続されるので「すべてのコレクションを見る」をクリックします。
STEP
表示されたコレクションの中から、希望するNFTコレクションをクリック。
STEP
コレクション画面が表示されたら、購入したいNFTをクリックしてください。
STEP
すると、右側に買い物かごに入っているNFTが表示されるので「sudo swap」をクリックします。
STEP
メタマスクが起動するので「確認」をクリックすれば、購入完了です。
SudoswapでNFTを売却・出品する方法
次に「SudoswapでNFTを売却・出品する方法」について解説します。
STEP
SudoswapでNFTを売却・出品する方法
まず、Sudoswapのホームページ画面の「あなたのプール」をクリックしてください。※画面を日本語に翻訳しています
STEP
すると、下記の画面が表示されるので「トークンのNFTを販売する」をクリック。
STEP
下記の様に、自分の保有しているNFTが表示されるので、売却したいNFTを選択してください。
STEP
下記のポップアップが表示されるので「ETH」を選択します。
STEP
両方の選択が終わったら「次のステップ」をクリックしてください。
STEP
すると、プール作成画面が表示されるので、それぞれ項目を入力していきます。
まず、プール料金の「開始価格」と「デルタ」の数値を入力します。
- 開始価格:販売スタート時の価格
- デルタ:NFTが1つ売れる毎の、価格上昇幅
例えば、開始価格が「1ETH」デルタが「0.5ETH」だった場合、プール内のNFTが1つ売れると「次のNFTの売却価格は「1.5ETH」になる」ということです。
この様な価格設定を、自分の希望する金額に設定していきましょう。
STEP
次に「AMMボンディングカーブ」のタイプを選択してください。
このボンディングカーブのタイプによって、NFTが1つ売れる毎の価格上昇幅が変わってきます。
STEP
カーブのタイプを設定したら、右隣の「資産額」から「売却するNFTの数」を入力します。
STEP
少し下にスクロールして「次のステップ」をクリック。
STEP
確認画面が表示されるので「NFTを選択」をクリックしてください。
STEP
すると、選択したNFTコレクションが表示されるので、リストするNFTを選択します。
STEP
最後に「プールの作成」をクリックして、メタマスクの署名をすればプールの作成完了です。
Sudoswapに流動性を提供する方法
最後に「Sudoswapに流動性を提供する方法」について解説していきます。
先程解説した売却の手順とほとんど同じなので、復習のつもりで進めていきましょう。
STEP
Sudoswapで流動性を提供する方法
まず、Sudoswapのホーム画面から「あなたのプール」をクリックしてください。
STEP
続いて「両方を実行して取引手数料を獲得」をクリック。
STEP
下記の画面が表示されたら、先程の様に「トークンを選択」にETHを、「NFTを選択」に希望するNFTを選択してください。
STEP
それぞれ選択したら「次のステップ」をクリックします。
STEP
すると、プール設定画面が表示されるので、まずは「プール料金」から設定していきましょう。
「開始価格」と「デルタ」は先程解説した通りです。
「手数料の金額」については、取引時に発生する手数料を自分で設定できます。それぞれ希望価格を入力してください。
STEP
入力が終わったら「結合曲線」のタイプを選択します。
STEP
続いて、右隣の「入金額」を設定していきましょう。
それぞれ、提供するNFTの数を入力してください。
STEP
下記の画面に移ったら「NFTを選択」をクリックしてください。
STEP
NFTのポップアップが表示されるので、提供するNFTを選択します。
STEP
最後に「プールの作成」をクリックして、メタマスクの承認をすれば、流動性の提供完了です。
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Sudoswapに関するよくある質問
Sudoswapのエアドロップはまだ間に合いますか?
既に配布が終わってしまったので、残念ながら間に合いません。
流動性プールとは、どのような意味ですか?
流動性プールは「預けられた仮想通貨が保管されている場所」とイメージすると、わかりやすいでしょう。
流動性提供者が預けた通貨は「流動性プール」に預けられ、DEX利用者は、流動性プールから通貨を交換していきます。
Sudoswapのホワイトペーパー(whitepaper)はありますか?
Sudoswapはホワイトペーパーを公開しています。
こちらからアクセスできるので、ご活用ください。
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まとめ
【分散型NFTマーケットプレイス】Sudoswapについて解説しました。
今後さらに注目が集まることが予想できるので、しっかりSudoswapの概要を押さえておきましょう。
ただ、AMMを取り入れているDEXは基本的に保障はありません。ハッキングされて資金やNFTを失ったとしても自己責任になるので、リスクを把握して利用する様にしてください。
また、他にも「エイリアンスワップ」や「Topaz」など、最近出てきた注目のNFTマーケットプレイスなども別記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
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参考文献
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