- 世界第2位の資産となった報道を受け急騰するも、高値圏で反落
- 中長期では「買われすぎ」水準、4時間足レベルでの押し目形成が焦点
- 調整後に再上昇へ転じた場合、再び84ドル付近が上値目標
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銀/シルバー(XAGUSD) チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近から上昇に転じる
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 84.0ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
銀(XAGUSD)は本日、取引開始から上昇基調を維持し、8時ごろに急騰して84ドルを突破した。その後は上昇の反動から売りが強まり、現在は77.6ドル付近で推移している。
これまで銀は、実需に対して供給が追い付かない状況が続き、基調としては上昇トレンドを維持してきた。本日の急騰については、「シルバーが公式にNVIDIA($NVDA)を上回り、時価総額4.65兆ドルで世界第2位の資産となった」との報道が材料視された可能性が高い。
現状の値動きは、急騰後のいわゆる“窓埋め”に近い調整局面と考えられる。ファンダメンタルズ要因を踏まえれば、さらに上値を試す展開も否定はできないものの、テクニカル面では4時間足および日足のボリンジャーバンド上限を大きく上回っており、明確な「買われすぎ」状態にある。そのため、最低限1時間足長期HMAから日足短期HMA付近まで価格が戻り、4時間足レベルで押し目形成の値動きにならなければリスクが高すぎるため、買いポジションを持つのは難しいだろう。
上記条件を満たしたうえで再び上昇に転じ、1時間足中期HMAを上抜け、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立した場合には、再度84.0ドル付近までの上昇が視野に入る。
一方、日足レベルでは現在上昇第5波に位置していると考えられ、日足短期HMAを明確に下抜けた場合は、日足レベルでの本格的な調整局面へ移行する可能性もある。その場合、日足長期HMA付近までの下落が想定される。この場合は基本買い目線が優先だが、短・中期で明確な下降トレンドが形成された場合、短期的な売り戦略も検討可能な局面へと移行する。このため、今後は日足短期HMA周辺での価格推移を注視し、相場状況に応じて柔軟に対応していきたい。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




