リップルは6日(米国時間)、大手運用会社ブレバン・ハワードとの関係を拡大すると発表した。リップルのプライムブローカレッジ事業「Ripple Prime(リップル・プライム)」が、ブレバン・ハワードのファンドに対し、複数の資産クラスにわたるプライムブローカレッジ、清算、資金調達のサービスを提供する。契約の金額などは明らかにしていない。
ブレバン・ハワードは、マクロ戦略とデジタル資産を専門とする運用会社で、運用資産は約350億ドル(約5兆5,304億円)。東京を含む世界各地に拠点を置く。同社の関連会社が運用するファンドは、2025年にリップルが実施した5億ドル(約790億円)の資金調達にも参加していた。
リップル・プライムのノエル・キンメル社長は、次世代のプライムサービスを提供できる企業は少ないとしたうえで、今回の合意は同社の競争力と資産横断の能力が認められたものだと述べた。
リップルのプライムブローカレッジ事業、2025年の買収から拡大
リップル・プライムの前身は、リップルが2025年4月に12.5億ドル(約1,975億円)で買収すると発表したプライムブローカーのHidden Road(ヒドゥン・ロード)だ。当時のヒドゥン・ロードは、年間3兆ドル(約474兆円)の清算を手がけ、300社を超える機関投資家を顧客としていた。
リップルは、暗号資産(仮想通貨)企業として初めて、複数の資産を扱う世界的なプライムブローカーを所有・運営するとしていた。
2025年10月に買収を完了した際、リップルはヒドゥン・ロードがリップル・プライムになったと発表し、事業規模は買収の発表時から3倍になったと説明した。
| 時期 | リップル・プライムの動き |
|---|---|
| 2月 | ハイパーリキッドに対応。機関投資家がオンチェーンのデリバティブを利用できるように |
| 5月 | ニューバーガーのファンドから2億ドル(約316億円)の借入枠を確保 |
| 8月 | 株式などのデリバティブを扱うDelta One事業を開始 |
| 10月 | ブレバン・ハワードにプライムブローカレッジなどを提供 |
リップルが保有する免許と登録の数も、2025年4月の発表時の60超から、今回の発表では85超になっている。
同じ6日には、暗号資産取引所のOKXが、リップルやサークルなど4社からの戦略的な資金調達を完了したと発表している。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.01円)

