米国の人気インフルエンサーであるローガン・ポール氏が保有するポケモンカード「ピカチュウイラストレーター」が1,649万2,000ドル(約25億円)で落札され、ギネス世界記録を更新した。この歴史的取引は、分散型予測市場ポリマーケットにおいても活発な賭けの対象となっており、その行方が多くの参加者に注視されていた。
米実業家が1,649万ドルで落札、ギネス記録更新
今回落札されたのは、現存約40枚の中で唯一最高評価「PSA10」を得た個体だ。PSA10とは、世界最大のトレーディングカード鑑定機関PSAによる10段階評価の最高ランクを指す。
この落札額は、ポール氏自身が2021年に樹立した「個人売買で販売された最も高額なポケモンカード」の記録を大幅に更新するとともに、「オークションにおけるトレーディングカード最高額」の記録も塗り替える結果となった。
この歴史的な競売を背景に、ポリマーケットではその落札価格帯を予測する取引が活発に行われ、総取引額は約1,400万ドル(約21億円)を超えた。複数の価格帯が提示される中、成立確率が最も高い「400万ドル以上」の枠に最も多くの資金が集まった。
しかし、結果として米実業家のAJ・スカラムーチ氏が1,649万2,000ドルで落札し、この落札額はポリマーケットで示されていた予測レンジの上限に近い水準となった。

3.1倍のリターン獲得も、過去のNFT投資は99%超下落
投資の観点から見ると、ポール氏は2021年にこのカードを約527万5,000ドル(約8億円)で取得し、今回のオークションで売却したことで、買い手プレミアム込みの最終価格ベースでは約3.1倍のリターンとなった。
一方で、同氏の投資が常に成功しているわけではない。2021年のNFTブーム期には、NFTプロジェクトAzuki(アズキ)のコレクションのひとつ「Bumblebee(バンブルビー)」を63万5,000ドル(約9,700万円)で購入したが、現在の取引価格ベースでは約155ドル前後まで下落している。
分散型予測市場でも注目を集めた今回の取引は、コレクターズアイテム投資における価格変動の大きさを示す事例となったといえるだろう。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.4円)




