分散型予測市場リミットレス、独自トークン「LMTS」を発表

JinaCoin編集部
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分散型予測市場「Limitless(リミットレス)」は22日、ネイティブトークン「LMTS」のトークン発行イベント(TGE)を実施した。LMTSは、リミットレスのエコシステムを支える基盤トークンであり、ユーザー参加を促進し、プラットフォームの長期的な成長とインセンティブを整合させる目的で設計されている。

著名VCが支援、取引量は2か月で25倍に

主なユーティリティとして、ステーキングによる取引手数料の割引やネットワーク特典、エコシステムへの貢献度に応じた報酬制度などが挙げられる。また、プラットフォーム手数料の大部分はトークンの買い戻しに充てられ、価値をコミュニティに還元する仕組みを導入している点も特徴的だ。

トークンの総供給量は10億枚で、TGE時点での流通量は約13.15%。主な配分は、チーム25%、エコシステム報酬24.37%、トレジャリー13%、流動性10%などとなっている。

リミットレスは、予測市場を通じて「スピード」「透明性」「コミュニティ主導の洞察」を武器に、取引をよりシンプルかつアクセスしやすいものにすることを目指している。最短1分で取引を開始でき、結果が即時に確定するマーケット構造を備え、多様な資産クラスにおける予測取引を可能にするのが特徴だ。

支援者には、コインベース・ベンチャーズ、アーサーヘイズ氏が率いるメイルストロム、DCGなどの著名な投資家が名を連ねている。

同社によると、ここ数カ月でユーザー数と取引量が急増しており、8月から9月にかけて取引量が25倍、10月中旬には累計で1億ドル(約151億円)を超える取引高を記録した。アクティブユーザー数も18倍に伸び、単月で3万9,000人を突破したという。

仮想通貨投資では、これまで価格の上昇・下落を狙うトレードが主流だったが、分散型予測市場は、ニュースやイベントをもとに「動きを予測して参加する」新しい取引スタイルである。これにより、相場分析の経験が浅い個人投資家でも、短期的な判断力を活かして市場に参加しやすくなり、より多様な投資行動が可能になるだろう。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=151.71円)

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