【神奈川県 × キリフダ株式会社】子どもの体験をNFTで記録、「サイエンスかながわデジタルスタンプラリー」7月19日開始

JinaCoin編集部
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ブロックチェーン技術を地域の学びや行動促進に活かす試みが各地で進んでいます。神奈川県では7月19日より、科学系施設を巡る「サイエンスかながわ デジタルスタンプラリー」が開催されます。「キリフダ株式会社」がLINEで簡単にNFT(非代替性トークン)を取得できる仕組みを提供し、子どもたちの体験をデジタル上に記録する取り組みを支えています。

神奈川県とは?

神奈川県とは?
出典:神奈川県公式ホームページ

神奈川県は、東京に隣接する関東南部の県で、横浜や川崎といった都市部のほか、相模湾沿いの観光地や西部の自然豊かなエリアなど、都市と自然が共存する地域です。産業・研究機関も多く集まっており、教育や科学に触れる機会が多い一方で、地域や家庭によってその機会に差が出やすいという課題も抱えています。

キリフダ株式会社とは?

キリフダ株式会社とは?
出典:キリフダ株式会社公式ホームページ

キリフダ株式会社は、東京都中央区に拠点を置くWeb3領域に特化したコンサルティング企業です。2022年に設立され、NFTやブロックチェーンを活用したソリューションの開発・提供を行っています。これまでにも企業や自治体と連携し、LINEを活用したNFT配布ツール「キリフダ」を軸に、数々の実証実験や企画支援を手がけてきました。

「サイエンスかながわ デジタルスタンプラリー」とは?

「サイエンスかながわ デジタルスタンプラリー」とは?
出典:PR TIMES

本プロジェクトは、神奈川県が実施する「人材育成に関する行動変容促進事業」の一環で、NFT技術を活用した体験の可視化によって、子どもたちの興味や学びを促すことを目的としています。開催期間は2025年7月19日(土)から12月27日(土)まで。運営は「株式会社デジタルガレージ」が担当し、キリフダ株式会社が技術提供を行っています。

2025年度の実施は2年目にあたり、対象施設は前年度の6施設から大幅に拡大され、県内18施設が参加しています。

対象施設(一部)

  • はまぎん こども宇宙科学館(横浜市)
  • 三菱みなとみらい技術館(横浜市)
  • ミツトヨ測定博物館(川崎市)
  • ロマンスカーミュージアム(海老名市)
  • 神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市)
  • いすゞプラザ(藤沢市)など

プロジェクトの仕組みと参加方法

プロジェクトの仕組みと参加方法
出典:PR TIMES

プロジェクトでは、参加者が施設内のポスターやPOPに掲示されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、NFTを取得できます。NFTは、ブロックチェーン技術を使って発行される「唯一無二のデジタル証明書」で、体験の記録として機能します。

NFTの取得には、LINEアプリ内で完結する仕組みが採用されています。新たなアプリをインストールしたり、複雑な登録手続きを行う必要はなく、QRコードを読み込むだけでNFTが受け取れます。取得後は、LINE上で保管・閲覧することが可能です。

また、NFTを3つ以上集めた参加者の中から抽選で、理化学研究所などの特別イベントに招待される特典も用意されています。

今後の展開と期待

本プロジェクトは、NFT技術を子どもたちの学びの記録に活用する新たな試みとして、継続的な体験や関心を引き出すことを目指しています。2025年度は対象施設の大幅な拡大が実現しており、教育機関や行政にとっても新しい地域連携のモデルとなる可能性があります。

神奈川県はこうした先進的な技術の活用を通じて、新しいかたちの地域政策の実現を視野に入れており、今後も同様の取り組みが広がっていくことが期待されます。

おわりに

「サイエンスかながわ デジタルスタンプラリー」は、NFTを活用して子どもたちの学びを可視化し、地域資源との新しい関わりを生み出すプロジェクトです。行政、民間企業、そして技術提供者が連携することで、実際の体験とデジタル技術が結びつく新たな教育支援の形が模索されています。

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